1950年、名古屋生まれ。84年、東京大学大学院博士課程修了。その後、埼玉大学、成城大学を経て、現在は学習院大学教授。文学博士。1996年、『太平記〈よみ〉の可能性』でサントリー学芸賞を受賞する。専攻は鎌倉・室町時代の文学と芸能。各地の口頭伝承の実地調査を行い、歴史とフィクションの関係に迫る。著書に『〈声〉の国民国家』『太平記〈よみ〉の可能性』(いずれも講談社学術文庫)、『王権と物語』(岩波現代文庫)、『演じられた近代──〈国民〉の身体とパフォーマンス』(岩波書店)、『琵琶法師──〈異界〉を語る人びと』(岩波新書)などがある。

兵藤裕己

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