1892―1968小説家。北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)出身。江戸幕府の御家人で彰義隊の生き残りの祖父のもとで溺愛されて育つ。明治大学法学部在学中は弁護士志望であったが、いったん帰郷したあと再度上京、読売新聞社会部記者になり、ついで東京日日新聞の記者となった。在職中に、聞書きによる優れた考証もの『新選組始末記』『新選組遺聞』『幕末巷談』『游侠奇談』などを執筆。四十一歳で職を辞し、以後、幕末維新に題材をとった作品を続々と発表した。代表作に『勝海舟』『父子鷹』など。

子母澤寛

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