最新評論から定番の名文まで、多様な評論を読み解く力が確実に身につく!
高校生のための現代思想エッセンス
ちくま評論選 三訂版
岩間輝生/坂口浩一/関口隆一/森大徳 編
978-4-480-91745-4 本体1000円+税
大好評『ちくま評論選』の三訂版。収録評論を刷新し、AI・贈与論・身体・性・災害など現代の肝要な主題を網羅。三年生の演習授業や入試対策に最適。全34本、本文図解を加えた詳しい解答・解説集(別冊)つき。
指導用CD-ROM(本文データ・評価用問題データ・ワークシート)完備
編者のことば
今回の改訂では、掲載評論を一部入れ替え、別冊解答編等にも新たな工夫を加えた。二〇〇七年の初版発刊以来、世界の様相は、予想以上に厳しさを増している。想定している読者は、自分で考え抜こうとする強い意志と、他者の苦しみを捨ておけない柔らかな心をもつ若い人々、すなわち、あなたである。
目 次
プロローグ
内田 樹「論理は跳躍する」
【第一部】
松村圭一郎「人間であることが困難な世界で」
ブレイディみかこ「 災害ユートピアの深み」
國分功一郎「「贅沢」のすすめ」
戸谷洋志「SNS の哲学」
吉見俊哉「ディズニーランド」
斎藤 環「「キャラ」化する若者たち」
【第二部】
斎藤幸平「マルクスの考えたこと」
東 浩紀「二一世紀の世界像——二層構造の時代」
加藤典洋「敗者の想像力——『千と千尋の神隠し』」
島 泰三「はだかの起原」
山田広昭「贈与のモラル」
石井美保「 異世界と向きあう」
【第三部】
上野千鶴子「記号としての身体」
三木那由他「N/A 該当せず」
伊藤亜紗「身体の違いがひらく空間」
前田英樹「物と身体」
今福龍太「AI と人間の知性」
熊野純彦「 言語の経験」
【第四部】
澁澤龍彦「海胆とペンタグラムマ」
前田 愛「BERLIN 1888」
石原千秋「眼差としての他者—『こころ』—」
大森荘蔵「「後の祭り」を祈る——過去は物語り」
渡辺 浩「象徴の政治学——「御威光」」
丸山眞男「幕末における視座の変革」
【第五部】
山本冴里「ことばの断絶と孤独」
伊藤 徹「神々の永遠の争い」
永井 均「 幸福の青い鳥」
見田宗介「コモリン岬」
岡 真理「棗椰子の木陰の文学」
石原吉郎「確認されない死のなかで」
藤田省三「「安楽」への全体主」
市村弘正「友情の点呼に答える声」
エピローグ
大江健三郎「節度ある新しい人間らしさ」
内容見本

(本文編)

内容見本

くわしい脚注と、ポイントを押さえた脚問

内容見本

文末に、全体を見わたす「読解」

(解説編) 本書には、解説編(別冊)が付属しています。本文理解を深めるため、また自学自習用としてお役立てください。

内容見本

【本文解説】本文のおおまかな流れをつかむために。
【要旨】本文の言葉に沿って200字程度にまとめた本文の要旨。
【脚問の解答と解説】解答と、その根拠を示し、解答のポイントが明確になるような解説。

【論の構成図】論全体を踏まえ思考の枠組みが明確になるような「論の構成図」を、1ページ内にまとめました。

内容見本
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