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筑摩選書

これからのマルクス経済学入門

マルクスは資本主義経済をどのように捉えていたのか? マルクス経済学の重要概念を平易に解説し、21世紀の今、いかなる可能性があるのかを解き明かす!

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01636-2

Cコード

0333

整理番号

130

2016/03/14

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、マルクス経済学の基礎概念を再検討し、現代的な意義を明らかにする、画期的な書!

目次

第1章 階級と所有(階級的な見方vsアイデンティティ的な見方
支配階級とは、剰余の利得者か、それとも生産の支配者か ほか)
第2章 疎外論と唯物史観(フォイエルバッハの宗教批判を引き継ぐ疎外論の図式
疎外が起こる原因とその克服の条件 ほか)
第3章 投下労働価値概念の意義(価格の規定因としての労働価値説は成り立たない
労働価値概念の社会的労働配分把握という意義 ほか)
第4章 マルクス経済学で日本社会を数量分析する(投下労働価値による数量分析
投下労働価値と総労働配分 ほか)

著作者プロフィール

松尾匡

( まつお・ただす )

松尾匡(まつお・ただす)1964年生まれ。現在、立命館大学経済学部教授。著書に『「はだかの王様」の経済学』(東洋経済新報社)、『対話でわかる痛快明解 経済学史』(日経BP社)などがある。

お詫びと訂正

筑摩選書『これからのマルクス経済学入門』(松尾匡/橋本貴彦著)に間違いがありましたので、下記の通りお詫びして訂正いたします。

【訂正箇所】

<追加訂正分>

191ページ 注ⅳ
(誤) 『価値、価格と利潤の経済学』(勁草書房、一九四四年)
(正) 『価値、価格と利潤の経済学』(勁草書房、一九九四年)
*「一九四四年」→「一九九四年」

<2016.9.8 訂正分>
61ページ 注18・1行目
(誤) 盛岡
(正) 森岡

71ページ 5行目
(誤) 「旧中間階級」に入るべき人が「新中間階級」に
(正) 「旧中間階級」に入るべき人が「資本家階級」に

112ページ 最後から4行目
(誤) さらにその後
(正) たしかにその後

123ページ 注19の最終行
(誤) 注12
(正) 注18

204ページ 終わりから2行目
(誤) 投入労働価値
(正) 投下労働価値

208ページ 表4-3のタイトル
(誤) 表4-3 総労動配分と搾取(2007年)
(正) 表4-3 総労働配分と搾取(2007年)
*「労動」→「労働」

224ページ 8~9行目
(誤) 横方向に広い範囲で広がっていた
(正) 円形に広がっていた

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