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ちくま新書

中華料理の文化史

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05724-2

Cコード

0222

整理番号

124

1997/09/18

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

フカヒレの歴史はせいぜい三百年、北京ダックはたかだか百年あまり。ではそれ以前の中華料理とはどのようなものだったのか?異民族との交流により中華料理は大きく変貌してきた。見知らぬ素材やレシピという異文化を中国人は貪欲にとりこんだ。中華思想も蛮夷の料理は拒まなかったのである。中華料理のなかにはハイブリッドな中国文化のエキスが濃縮されているといっても過言ではない。孔子の食卓から開放経済下の新香港料理まで、中国の風土、異文化交流という大きな視野から描きだす、芳醇な中国文化史。

目次

序章 変わる中華料理
第1章 孔子の食卓―春秋戦国時代
第2章 ラーメンの年輪―漢代
第3章 食卓のビッグバン―魏晋・六朝時代
第4章 犬肉を食うべきか食わざるべきか―隋唐時代
第5章 羊肉vs豚肉―宋代
第6章 箸よ、おまえもか―宋元時代
第7章 ああ、フカヒレ―明清時代

著作者プロフィール

張競

( ちょう・きょう )

1953年、上海生まれ。明治大学教授(比較文化論)。上海の華東師範大学を卒業、同大学助教を経て日本留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。国学院大学助教授、ハーバード大学客員研究員を経て現職。主な著作に『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫、第45回読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見』(岩波書店、1995年度サントリー学芸賞)、『中華料理の文化史』(ちくま新書)、『美女とは何か――日中美人の文化史』(角川ソフィア文庫)、『中国人の胃袋』(バジリコ)、『「情」の文化史――中国人のメンタリティー』(角川選書)など多数。

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