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ちくま新書

日々是修行

——現代人のための仏教100話

自分自身を変える 朝日新聞連載コラムが一冊に

仏教の本質とは生き方を変えることだ。日々のいとなみの中で智慧の力を磨けば、人は苦しみから自由になれる。科学の時代に光を放つ初期仏教の合理的な考え方とは。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06485-1

Cコード

0215

整理番号

783

2009/05/07

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

仏教の本質は、すなわち修行である。それは、自己改良による「苦」の消滅。あらゆる苦を生み出すものが「この私」であるなら、心を鍛え、私自身を変えることで、苦しみから自由になれるはずだ。現代に生きる私たちにとって、ひたすら信じる救済の宗教よりも、釈迦本来の合理的な教えの方が、むしろ馴染みやすい。そこに「生き死に」の拠りどころがある。本書では、初期仏教の思想をベースに、生活に結びつく叡智を一〇〇話で紹介。仏教は、それを必要とする人を静かに待っています。

目次

最強の知恵者とともに
仏教の目指す生き方
修行を支えるものは何か
智慧を生み出す母胎
瞑想と自転車は似ている
正しい瞑想の“道具”
日々努力を重ねる覚悟
深夜の森で死体と二人
修行にはすぐれた師が必要
世俗に媚びず振り回されず〔ほか〕

著作者プロフィール

佐々木閑

( ささき・しずか )

1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科、および文学部哲学科仏教学専攻卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て、現在、花園大学文学部国際禅学科教授。文学博士。専門は仏教哲学、古代インド仏教学、仏教史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。著書に『出家とはなにか』『インド仏教変移論-なぜ仏教は多様化したのか』『犀の角たち』(いずれも大蔵出版)、訳書に『大乗仏教概論』(鈴木大拙著、岩波書店)かなど。

この本への感想

現代は情報に溢れている。生き方を乞えば本もネットも温かく教えてくれそうだ。私もその虚しい手を何遍もつかもうとした。けれども、この本は「自分を鍛えよ」と大切な一事をゆったりとした飾らないしかも科学的な説得で語りかけてくれる。同じ著者の書を読まずにはおれなくなった。

カンパネルラ

さん
update: 2010/02/07

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