脇田成
( わきた・しげる )脇田 成(わきた・しげる):1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学助手、東京都立大学経済学部助教授等を経て、現在、東京都立大学経済経営学部教授。博士(経済学)。著書に『ナビゲート!日本経済』(ちくま新書、2010年)、『賃上げはなぜ必要か』(筑摩書、2014年)、『日本経済論15講』(新世社、2019年)、『日本経済の故障箇所』、『マクロ経済学のナビゲーター[第4版]』(ともに日本評論社、2024年)など多数。
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日本経済の動き方には法則がある。それは「体質」といってもいい特性である。経済はどう動き、どう認識され、そして時にどう「誤診」されるのか。それをよく知れば、地価や株価の変化を察知し、予想外のショックにも対応できる。本書では、さまざまな経済データを用いて「病状」を読み解き、不景気の病因を「診断」し、経済学で「治療」を試みる。大局的な視点から日本経済の過去と未来を整理する、信頼できるナビゲーター。
第1章 景気「診断」と「治療」
第2章 「平熱」と「発熱」―経済政策のインパクト
第3章 「病状」の進行―経済の基本リズム
第4章 「モルヒネ」としての金融政策
第5章 「病巣」の「転移」と「再発」―金融危機への波及
第6章 「手術」の成功と「リハビリ」の失敗―小泉構造改革
第7章 「老化」と「生活習慣病」―これからの日本
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