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ちくま新書

年金は本当にもらえるのか?

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06561-2

Cコード

0236

整理番号

855

2010/07/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

とにかく難しいイメージがある年金。わかりにくいだけではなく、未納、未加入、給付カットと将来の不安は尽きることがない。それでも、厚生労働省は、難解な言葉を用いて年金の実態から国民の目を背けさせ、不適当な数値を使って試算を行い、「年金は破綻しない」と強弁する。では、彼らが教えてくれない「本当の年金」は安心できるものだろうか。一問一答で、年金に関する誤解を解く、誰でもどこからでも読める入門書。付録表で「あなたのもらえる本当の年金額」がわかる。

目次

初級編―まずは基本から(とかく複雑で難しいという印象がある年金制度ですが、私のようなまったくの「シロウト」でも理解できるでしょうか?
なぜ、年金制度はバラバラで複雑な仕組みなのでしょうか?
そもそも、年金制度とは、どのように運営されているのでしょうか? ほか)
中級編―よくある誤解を正します(子どもが増えれば、年金財政の問題は解決しますか?
パートやアルバイトの人を年金に加入させると、年金財政はよくなるのでしょうか?
厚生労働省は「将来世代でも年金は2・3倍の得」といっていますが、本当ですか? ほか)
上級編―年金は変えられます(現在の年金制度は自動安定化装置があるので、今後、年金改革は本当に不要なのでしょうか?
赤字化している年金財政を建て直すための改革は、いつ行われるのでしょうか?
民主党の年金改革で、年金制度は安心できる制度になるのでしょうか? ほか)

著作者プロフィール

鈴木亘

( すずき・わたる )

1970年生まれ。上智大学経済学部卒業後、日本銀行入行。98年に退職後、大阪大学大学院博士前期課程修了、後期課程単位取得退学(2001年、経済学博士号取得)。大阪大学社会経済研究所助手、㈱日本経済センター研究員、東京学芸大学准教授などを経て、現在、学習院大学経済学部経済学科教授。専門は社会保障論、医療経済学、福祉経済学。著書に『だまされないための年金・医療・介護入門』(東洋経済新報社、2009年、第9回日経BP・BizTech図書賞)、共著に『生活保護の経済分析』(東京大学出版会、2008年、第51回日経・経済図書文化賞)などがある。

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