loading...

ちくま新書

東大入試に学ぶロジカルライティング

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06610-7

Cコード

0295

整理番号

908

2011/06/06

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

「論理的に書く」ためには、難解な表現やレトリックは必要ない。定型化されたマニュアルに、文章をあてはめればよいわけでもない。その要は、読者と対話しつつ説得する全体構造を作ることと、必然と感じられる論理で個々の文をつなぎ合わせることにある。「東大入試」は難解なイメージがあるが、実はこの「考えて書く力」を試すストレートな良問が多い。本書では東大の国語・小論文を題材に、ロジカルライティングの基本技術を指南する。受験生・大学生はもちろん、書くことに悩むすべての人に向けた一冊。

目次

第1章 論理的に読めなければ、まず書けない(分かった「つもり」から脱する―表現から思考を読み取る
社会的背景から日常を読む―社会モデルを当てはめる
難解な表現を仕分けする―論理的・抽象的表現の解読)
第2章 書くための「型」を身に付ける(説得=対話の構造を作る―意見文の仕組みに習熟する
具体的なものがわかりやすいとは限らない―抽象化の意味
厳密な証明が論理の要―実用のための三段論法)
第3章 納得させるには「技」が効く(適切な例を出す―論と例の一致で説得力を
有効な仮説で現状を分析せよ―パズル解きの価値
明確な基準をたてて判断する―得失を自覚・評価する技術)
第4章 ただ正しいだけの文章と思われないために(批判の妥当性を疑う―ロジカルな議論の穴を見つける
対立をスルーする方法―次元を上げて解決するための発想
常識を覆す思考―逆説の使い方)

著作者プロフィール

吉岡友治

( よしおか・ゆうじ )

1954年宮城県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒、シカゴ大学人文学科修士課程修了、比較文学・演劇理論専攻。代々木ゼミナール講師を経て、現在、インターネット講座「VOCABOW 小論術」校長。ロースクール・MBA志望者などを対象に文章、論理の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っている。著書に『東大入試に学ぶロジカルライティング』(ちくま新書)、『だまされない〈議論力〉』(講談社現代新書)、『いい文章には型がある』(PHP新書)、『その言葉だと何も言っていないのと同じです!』(日本実業出版社)『「眼力」をつける読書術』(東洋経済新報社)など多数。</br>著者HP</br>http://www.vocabow.com/

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本