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ちくま新書

民法改正

——契約のルールが百年ぶりに変わる

いま、なぜ、 どう変わる?

経済活動の最も基本的なルールが、制定から百年を経て抜本改正されようとしている。なぜ改正が必要とされ、具体的に何がどう変わるのか。第一人者が平明に説く。

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06634-3

Cコード

0232

整理番号

925

2011/10/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

日本が西洋諸国と伍していくための国家戦略として明治期に制定された「民法」。企業間の取引から日常的な売買にいたるまで、われわれの経済活動の最も基本的なルールを定めたこの法律が、いま百年余りの時を経て抜本改正されようとしている。なぜ現在、こうしたルールの変更が求められているのか。具体的に何がどう改正され、それによって私たちの生活にどんな影響がもたらされようとしているのか。市場の世界化を見据えた契約法モデル策定の最新動向を、第一人者が平明に説く。第3回不動産協会賞受賞

目次

第1章 一〇〇年ぶりの見直し
第2章 民法とは?契約法とは?
第3章 市場と民法
第4章 日本民法の生い立ち
第5章 国民にわかりやすい民法
第6章 民法の現代化
第7章 市民のための民法をめざして

著作者プロフィール

内田貴

( うちだ・たかし )

1954年大阪に生まれる。1976年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授、法務省経済関係民刑基本法整備推進本部参与等をへて、現在は、東京大学名誉教授、早稲田大学特命教授、森・濱田松本法律事務所客員弁護士。博士(法学)。専門は民法学。著書に『民法改正』(ちくま新書)、『民法Ⅰ 総則・物権総論〔第4 版〕』『民法Ⅱ 債権各論〔第3 版〕』『民法Ⅲ 債権総論・担保物権〔第3 版〕』『民法Ⅳ 親族・相続〔補訂版〕』(以上、東京大学出版会)、『抵当権と利用権』(有斐閣)、『契約の再生』(弘文堂)、『契約の時代』(岩波書店)、『制度的契約論』(羽鳥書店)など多数。

この本への感想

この四月、純粋未修者として(わざわざ「純粋」とことわらなければならない司法改革の現状を憂慮します。)某法科大学院に進学し、考えるところあり休学している人間です。
民法の導入教育時、この本を推奨されるまで、民法が改正されつつあること自体知らない状況で、かつ、法科大学院のカリキュラムに在っては読了不能でしたが、ようやく読むことができました。
初め、所謂欧米に合わせることを目的にされているのかと懸念を持ちつつ読み始めましたが、そんなものではないことをよくよく感じ、おっしゃっていることに「未修者」として、概要の授業を受け、で事業者でもある者だからこそ心より共感しましたので、微々力ながら、FBなどで友人に勧めようと思っております。
国際社会での地位、立場を考えると、タイミングが重要であることが間違いない中、126頁で、「日本ではドイツ、フランスや韓国のようなスピードは無理」とおっしゃらざるを得ない状況は一体何なのか。
かつて、市PTAにおいて、自分達の持つ当然のスピード感にことごとく市教委の役人について行けないと言われ、もなや会員でもない各方面に根回しさせられた経験(結局改革は成し遂げましたが。)から、気持ちが折れそうになられることも多々あるかと思いますが、法典の構成も含めて抜本的な改正を是非意味のあるタイミングで成し遂げられますようエールを送りたいと思います。
できることなら「ナポレオン」になりたいですf^_^)。

concom

さん
update: 2012/05/14

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