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ちくま新書

ヴァティカンの正体

——究極のグローバル・メディア

究極のコングロマリット二千年の 歴史と生き残り策から学ぶこと

幾多の転換期を生き延びたヴァティカンのメディア戦略を歴史的に俯瞰し、特に宗教改革、対抗宗教改革における生き残り策から、日本が学ぶべきことを検証する。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06759-3

Cコード

0216

整理番号

1057

2014/02/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

一九世紀半ばに至るまで、広大な教皇領の支配を通じて宗教的支配者としてのみならず、地上における君主としても絶大な権力を振るったヴァティカン。黎明期より多くの地域に特派員を派遣し、情報収集、編集して世界へ向けて再発信する国際的メディアという側面を持っていた。激動の転換期を幾度となく生き延びてきたヴァティカンの、メディア戦略を歴史軸で俯瞰し、宗教改革、対抗宗教改革における生き残り策に焦点を当て、いま日本が学ぶべきことを検証する。現世での支配権を失った後、文化的存在へと変容を遂げることで、普遍的地位を強固なものに

目次

序章 ヴァティカンとは何か
第1章 知の三位一体―知られざるヴァティカンの素顔
第2章 知の戦略―メディアとして不動の座の確立
第3章 永遠のヴァティカン
第4章 日本は何を学ぶべきなのか―参考になる反面教師と理想像
終章 文化立国の普遍的モデルとしてのヴァティカン

著作者プロフィール

岩渕潤子

( いわぶち・じゅんこ )

神奈川県生まれ。アグロスパシア株式会社(http://agrospacia.com/)取締役・編集長。青山学院大学総合文化政策学部・客員教授。アメリカでの大学在学中の地元誌への英語での投稿を皮切りに執筆活動を始め、1989年、イタリア留学中に朝日新聞社より『ニューヨーク午前0時 美術館は眠らない』を出版。著書に 『億万長者の贈り物』(日本経済新聞社)、『ルーベンスが見たヨーロッパ』(筑摩書房)、『美術館で愛を語る』(PHP研究所)ほか多数。静岡文化芸術大学准教授を経て、2004年から2012年3月まで慶應義塾大学教授。

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