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ちくま新書

近代政治哲学

——自然・主権・行政

いまの課題は ここから見える! 基礎からわかる必修講義

今日の政治体制は、近代政治哲学が構想したものだ。ならば、その基本概念を検討すれば、いま我々の体制が抱える欠点についても把握できるはず! 渾身の書下し。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06820-0

Cコード

0210

整理番号

1119

2015/04/06

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

我々がいま生きているこの政治体制は、近代の政治哲学が構想したものだ。ならば、政治哲学やその概念を検討すれば、今日の民主主義体制の問題点についても、どこがどうおかしいのか理論的に把握できるはずだ!人間が集団で生きていくための条件とは何か?“主権”の概念が政治哲学の中心におかれる中で、見落とされたのは何だったのか?近代前史としての封建国家を出発点に、近代の夜明けから、その先鋭化・完成・自己批判に至るまで。ホッブズ・スピノザ・ルソー・ヒューム・カントの順に、基本の概念を明快に追っていく。

目次

第1章 近代政治哲学の原点―封建国家、ジャン・ボダン
第2章 近代政治哲学の夜明け―ホッブズ
第3章 近代政治哲学の先鋭化―スピノザ
第4章 近代政治哲学の建前―ジョン・ロック
第5章 近代政治哲学の完成―ジャン=ジャック・ルソー
第6章 近代政治哲学への批判―ヒューム
第7章 近代政治哲学と歴史―カント
結論に代えて―近代政治哲学における自然・主権・行政

著作者プロフィール

國分功一郎

( こくぶん・こういちろう )

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。高崎経済大学准教授を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は哲学。著書に『暇と退屈の倫理学 増補新版』(太田出版)『統治新論──民主主義のマネジメント』(大竹弘二との共著、太田出版)『来るべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)『スピノザの方法』(みすず書房)、訳書にドゥルーズ『カントの批判哲学』などがある。

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