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ちくま新書

戦後入門

わたしたちよ、 これでいいのか?

日本はなぜ「戦後」を終わらせられないのか。その核心にある「対米従属」「ねじれ」の問題の起源を世界戦争に探り、平和憲法の大胆な書き替えによる打開案を示す。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06856-9

Cコード

0236

整理番号

1146

2015/10/05

判型

新書判

ページ数

640

解説

内容紹介

日本ばかりが、いまだ「戦後」を終わらせられないのはなぜか。この国をなお呪縛する「対米従属」や「ねじれ」の問題は、どこに起源があり、どうすれば解消できるのか―。世界大戦の意味を喝破し、原子爆弾と無条件降伏の関係を明らかにすることで、敗戦国日本がかかえた矛盾の本質が浮き彫りになる。憲法九条の平和原則をさらに強化することにより、戦後問題を一挙に突破する行程を示す決定的論考。どこまでも広く深く考え抜き、平明に語った本書は、これまでの思想の枠組みを破壊する、ことばの爆弾だ!

目次

はじめに―戦後が剥げかかってきた
第1部 対米従属とねじれ
第2部 世界戦争とは何か
第3部 原子爆弾と戦後の起源
第4部 戦後日本の構造
第5部 ではどうすればよいのか―私の九条強化案
おわりに―新しい戦後へ

著作者プロフィール

加藤典洋

( かとう・のりひろ )

1948年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒業。著書に『敗戦後論』(ちくま学芸文庫、伊藤整文学賞受賞)、『言語表現法講義』(岩波書店、新潮学芸賞受賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、両著で桑原武夫学芸賞受賞)、『アメリカの影』『日本風景論』(講談社文芸文庫)、『日本の無思想』(平凡社新書)、『さようなら、ゴジラたち』『3.11 死に神に突き飛ばされる』(岩波書店)、『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社)など多数。

お詫びと訂正

2015年10月に刊行しました、ちくま新書1146『戦後入門』(加藤典洋著)の第一刷に、間違いがありました。以下のように訂正し、深くお詫び申しあげます。

ページ 行数
030 11 日米安保条約の自然延長 改定安保条約の自然成立
032 5 繁栄と文化・親和的な 繁栄と文化に親和的な
075 5 国益としっかりと準備したうえで対峙し 国益と対峙し
102 12 社会民主労働党で 社会民主労働党大会で
107 10 一九一九年一一月 一九一九年一二月
125 13 四〇年六月 四一年六月
127 8 ドイツとの参戦国 ドイツとの交戦国
128 11 一九三九年 一九三八年
165 3 GHQを管轄する 米軍を管轄する
165 4 五二年 五一年
167 3 一九一七年一〇月 一九一七年一一月
178 3 五四歳 五三歳
340 13 二月一〇日に完成 二月一二日に完成
361 13 五一年を期して 五二年を期して
370 後ろから4 一九四五年から四六年にかけて 一九四六年から四七年にかけて
395 1 保守合同後の 保守合同前の

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