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ちくま新書

「母と子」という病

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06930-6

Cコード

0211

整理番号

1226

2016/12/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

人間に大きな心理的影響を与える存在は、「母」である。人は、人生で一番大切な「安心」「甘え方」を母親に教えてもらうのだ。ここでは、母親を三つのタイプに分け、それぞれで子がどんな心の病になるのか、そして回復に至る道のりの違いを分析する。長年、診療現場で様々な「母子関係」を見てきた精神科医だからこそわかる、「母と子」という関係に潜む病と、その回復のヒントを示す。

目次

第1章 「母と子」の関係で最も大切なことは何か(母親の役割は子を甘えさせること、父親はがんばらせること
子は母から「人の温かさ」を学ぶ―ボウルビィの愛着理論 ほか)
第2章 母親の三つのタイプ(愛着関係からみる母親の三分類(Aタイプ、Sタイプ、Dタイプ)
精神科のクリニックのクライアントは、どんな母親に育てられた人が多いか ほか)
第3章 母性豊かで標準的な、Aタイプの母親(心理発達の八段階―エリクソンのモデル
正常な心理発達とは、どういうものか ほか)
第4章 母子密着する未熟な、Sタイプの母親(そもそも、なぜ人は心理発達をするのか
Sタイプの母親には、何が欠けているのか ほか)
第5章 子ども虐待に関係する、Dタイプの母親(母性の土台は、子の気持ちを推測する能力
Dタイプの母親に育てられた子の心の傷 ほか)

著作者プロフィール

高橋和巳

( たかはし・かずみ )

精神科医。医学博士。1953年生まれ。福島県立医科大学卒業後、東京医科歯科大学神経精神科に入局。大脳生理学・脳機能マッピング研究を行う。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業。カウンセラーの教育にも熱心で、スーパーヴィジョンを行っている。著書に『「母と子」という病』(ちくま新書)、『子は親を救うために「心の病」になる』『人は変われる』(ちくま文庫)、『新しく生きる』『楽しく生きる』(共に三五館)等がある。

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