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ちくま新書

AV出演を強要された彼女たち

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06934-4

Cコード

0236

整理番号

1225

2016/12/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

モデルにならないか、とスカウトされ契約書にサイン、いざ撮影となって現場に行ってみたらAVだった。嫌だと訴えても、契約不履行で違約金がかかるぞ、親にバラすぞ、と脅され、仕方なく撮影に応じると、以後、次々に撮影を強要される…。「AV出演を強要された」女性からの生の声を聞き支援するなかで見えてきた、驚くべき実態を報告する。

目次

1 アダルトビデオに出演させられてしまった彼女たち(Aさん*それでも彼女は言い張った。「親には知られたくない」
Bさん*未明のメール。「AVに出演させられそう。助けてください」
Cさん*「家の外になんだか変な男たちがいる」。真夜中の支援活劇
Dさん*渡された一日の撮影スケジュール表。「いまさらバラせない」
Eさん*「あなたは特別」「だからがんばれ」と言われその気になった
アダルトビデオの世界に引き込まれていく共通のプロセス)
2 なぜ契約書にサインをし、なぜそこから抜け出せないのか(なぜ契約書にサインをし、なぜそこから抜け出せないのか
どのように支援をするのか
アダルトビデオ産業の構造―スカウトからDVD発売、動画配信まで)
補遺 契約書には何が書いてあって、何が書いていないのか

著作者プロフィール

宮本節子

( みやもと・せつこ )

1943年生まれ。日本社会事業大学卒業後、地方公務員福祉上級職を16年勤め、89年から全国社会福祉協議会社会福祉研修センター専任教員、95年から2004年まで日本社会事業大学付属日本社会事業学校専任教員としてソーシャルワーカー育成に携わる。現在、「ポルノ被害と性暴力を考える会」世話人として、女性や子どもに対するポルノ被害や性暴力を訴える社会活動に取り組んでいる。著書に、『地域に拓かれた施設づくり』(全国社会福祉協議会)、『証言・現代の性暴力とポルノ被害』(東京都社会福祉協議会、共著)、『フェミニズムと社会福祉政策』(ミネルヴァ書房、共著)など。

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