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ちくま新書

アベノミクスが変えた日本経済

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07123-1

Cコード

0233

整理番号

1316

2018/03/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

「経済最優先」そして「デフレ脱却」をスローガンに掲げた第二次安倍晋三政権発足から約五年。「三本の矢」からなるアベノミクスは、一九九〇年代以来の長期デフレによって縮小均衡に陥っていた日本経済を、本来あるべき成長軌道に引き戻すことに成功しつつある。世論調査等ではいまだ評価の低いアベノミクスだが、経済学的に検証を行えば、十分「日本経済を変えた」と言って差し支えない。本書は、その真実を論理とデータによって示しつつ、さらに、デフレ脱却が完遂されたあかつきには必要となるアベノミクスからの「出口戦略」をどう考えるべきか

目次

第1章 アベノミクスとは何だったのか(アベノミクスが取り戻そうとしたもの
縮小均衡に陥っていた日本経済 ほか)
第2章 世界大不況とアベノミクス(遅れてきた大不況克服策としてのアベノミクス
世界大不況の発端―サブプライム問題からリーマン・ショックへ ほか)
第3章 異次元金融緩和政策の真実(黒田日銀の異次元金融緩和は「失敗」したのか
黒田日銀が物価目標達成を延期した真の理由 ほか)
第4章 雇用政策としてのアベノミクス(日本経済はいつ完全雇用を達成するのか
日本は若年層の雇用格差を克服できるのか ほか)
第5章 経済政策における緊縮と反繁縮(日銀債務超過論の不毛
国債が下落しても誰も困らない理由 ほか)

著作者プロフィール

野口旭

( のぐち・あさひ )

1958年生まれ。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究課博士課程修了。現在、専修大学経済学部教授。専門は国際経済学。著書に『国際経済学――理論と現実』(共著、ナカニシヤ出版)、『誰にも聞けなかったニュースの経済』(日本経済新聞社)、『経済学を知らないエコノミストたち』(日本評論社)、『経済論戦――いまここにある危機の虚像と実像』(日本評論社)、『ゼロからわかる経済の基本』(講談社現代新書)、『エコノミストたちの歪んだ水晶玉――経済学は役立たずか』(東洋経済新報社)ほか。

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