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ちくま新書

「気づく」とはどういうことか

——こころと神経の科学

「なんで気づかなかったの」など、何気なく使われるこの言葉を手掛かりにこころの不思議に迫っていく。注意力が足りない、集中できないとお悩みの方に効く一冊。

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07130-9

Cコード

0211

整理番号

1321

2018/04/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

「なんで気づかなかったの?」「気づいたらやっていた」などなど、「気づく」という言葉は何気なく使われているが、実際にはどんな状況で使われているのだろうか?似た言葉に「意識する」があるが、これだと少し意味がずれる。その違いはなんだろうか?「気づく」というこころの働きを、それに関連する「意識」「注意」「記憶」などの働きとからめて整理することで、「こころ」の不思議に迫る。

目次

第1章 「こころ」という偶然なるもの
第2章 感情と心像、そして意志
第3章 少しだけ神経系の話
第4章 記憶
第5章 こころ・意識・注意
第6章 「わたし」にしか「わたし」に気づけない
第7章 こころは常に揺れている
第8章 知性と霊性

著作者プロフィール

山鳥重

( やまどり・あつし )

山鳥 重(やまどり・あつし):1939年兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。神戸大学医学部神経科助教授、東北大学医学系研究科教授、神戸学院大学人文学部教授等を歴任。2010年3月退任。専門は記憶障害、失語症、認知障害。著書に『脳からみた心』(NHKブックス)、『ヒトはなぜことばを使えるか』『言葉と脳と心』(講談社現代新書)、『脳のふしぎ』(そうろん社)、『知・情・意の神経心理学』(青灯社)などがある。

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