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ちくま新書

明治史講義 【テーマ篇】

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07131-6

Cコード

0221

整理番号

1318

2018/03/05

判型

新書判

ページ数

368

解説

内容紹介

幕末・維新期を例外として、明治史について、一般向けに専門研究が紹介されることは多くない。だが、学界においては、明治時代全般にわたる研究が近年も着実に進められている。そこで、信頼できる研究を積み重ねる若手・中堅の実証史家の知を結集。二〇のテーマで明治史研究の論点を提示し、旧態依然とした過去の歴史観に縛られず、また実証性のない偏った見方にも左右されない、歴史研究の確かな最前線を提示する。

目次

開国と尊王攘夷運動―国是の模索
幕末雄藩と公議政体論―「公議」の運動からみる幕末政治
王政復古と維新政府―せめぎあう維新官僚と諸藩
廃藩置県・秩禄処分―分権から集権へ
陸海軍の創設―徴兵制の選択と統帥権の独立
明治前期の国家と神社・宗教―神社が宗教でなかったのはなぜか
万国公法と台湾出兵―新しい国際秩序への一階梯
自由民権運動と藩閥政府―板垣遭難と民権運動の展開
西南戦争と新技術―海軍・汽船・熊本城籠城
明治一四年の政変―大隈重信はなぜ追放されたか〔ほか〕

著作者プロフィール

小林和幸

( こばやし・かずゆき )

小林 和幸(こばやし・かずゆき):1961年生まれ。青山学院大学文学部教授。青山学院大学大学院博士後期課程退学。博士(歴史学)。専門は日本近代史。著書『明治立憲政治と貴?ー院』(吉川弘文館)、『谷干城――憂国の明治人』(中公新書)、『「国民主義」の時代――明治日本を支えた人々』(角川選書)、『明治史講義【テーマ篇】』(編著、ちくま新書)、『明治史研究の最前線』(編著、筑摩選書)。

お詫びと訂正

2018年3月5日刊行のちくま新書『明治史講義【テーマ篇】』(小林和幸編)の第18講「植民地経営の開始」に下記の誤りがございました。

【訂正箇所】324頁2行~3行目
(誤)一九一一年に第二次西園寺内閣は、行政整理の一環として樺太庁を廃止し、北海道庁の一支庁として改組し、南樺太を本国へ編入した。
(正)一九一一年に第二次西園寺内閣は、行政整理の一環として樺太庁を廃止し、北海道庁の一支庁として併合し、南樺太を本国へ編入する案を検討している。

1911年に樺太庁を廃止した事実はございません。事実と異なる記載をしたことについて、関係各位および読者のみなさまに謹んでお詫びを申し上げます。

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