吉田敦
( よしだ・あつし )パリ第10大学(DEA)、パリ第1大学(ソルボンヌ)博士課程退学後、明治大学国際平和研究所研究員。専門は国際貿易論。著書に『グローバリゼーションと国際貿易』(共著/大月書店)、『モロッコを知るための65章』(共著/明石書店)、『東アジア地域協力の共同設計』(共著/西田書店、2009年)、『アルジェリアを知るための62章』(共著/明石書店、2009年)などがある。
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豊富な資源があっても、国民のほとんどが貧しい。外資が開発をしても、豊かになれない。そして、終わりなき紛争と大量の難民…。アフリカは、これから発展する「希望の大陸」ともいわれるが現実は違っており、その貧困には日本を含めた先進国の人々も大きく関わっている。アルジェリア、コンゴ、マダガスカル、マリ、エチオピア、モザンビーク…日本ではあまり知られていない各国の問題点や世界的な搾取の構造を、マクロな視点とフィールドマークで得た経験により明らかにする。
第1章 紛争と開発
第2章 混迷するサヘル
第3章 蹂躙されるマダガスカル
第4章 「資源の呪い」に翻弄されるアルジェリア
第5章 絶望の国のダイヤモンド
第6章 「狩り場」としてのアフリカ農地
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