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定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07322-8

Cコード

0247

整理番号

1500

2020/06/08

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

大好きな祖母が認知症になってしまい、母と二人で介護に取り組むマンガ家、ニコ。人が変わってしまったかのような祖母との生活に疲れ果てたニコたちの前に、認知症の心理学の専門家、サトー先生が現れて…?「お金を盗られた」と言うのはなぜ?突然怒りだすのはどうして?認知症の人の心のなかを、マンガでわかりやすく解説します。認知症の人が既に五〇〇万人を超え、誰もが認知症になったり、認知症介護をしたりする時代。読めば心がラクになる、現代人の必読書!

目次

序章 認知症ってなんですか?
第1章 「お金を盗られた」「強盗にあった」と言うのはなぜ?
第2章 同じことを何度も聞いてくるのはなぜ?
第3章 何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ?
第4章 突然怒りだすのはどうして?
第5章 高齢者の車の事故はなぜ起きるの?
第6章 介護者につきまとうのはどうして?
第7章 家にいるのに「帰りたい」と言うのはなぜ?
第8章 これってもしかして「徘徊」ですか?
第9章 排泄を失敗してしまうのはなぜ?
第10章 介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか?
番外編 なんでお尻を触るんですかコラー!!

著作者プロフィール

ニコ・ニコルソン

( にこ・にこるそん )

ニコ・ニコルソン:宮城県山元町出身のマンガ家・イラストレーター。東日本大震災で実家が全壊し、女三代で建て直すまでの道のりをコミックエッセイ『ナガサレール イエタテール』(太田出版)で描く。その後、祖母が認知症を発症。建て直した家での介護生活の様子は、『婆ボケはじめ、犬を飼う』(ぶんか社)、『わたしのお婆ちゃん』(講談社)に描かれている。http://nico.nicholson.jp/

佐藤眞一

( さとう・しんいち )

佐藤 眞一(さとう・しんいち):大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学研究分野教授を定年退職し、現在は大阪大学名誉教授、大阪府社会福祉事業団特別顧問。博士(医学)。認知症を心理的な面から研究しつづけ、日本老年臨床心理学会理事、日本老年社会科学会理事、日本応用老年学会理事、長寿科学振興財団理事などを務める。元日本老年行動科学会会長。著書に『認知症 「不可解な行動」には理由がある』(SB新書)、『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』(光文社新書)など多数。

スペシャルコンテンツ

認知症 ニコニコルソン ニコルソン 佐藤眞一 介護 専門家 ベストセラー

認知症 ニコルソン ニコニコルソン 佐藤眞一 介護 分かりやすい 完璧 楽しく 漫画 気軽に読める 今のうちに

アルツハイマー 母 介護 不安 いらだち 認知症 和らぐ 楽しい本 助け

母親 施設 認知症 納得 腑に落ちた 勉強になる とっても良い本

この本への感想

母の認知機能が2か月ほどであっという間に劣化した。
一番知りたかったのは、どうして「ありがとう」という言葉が言えないのか。何をしても、一度も「ありがとう」を言ってもらえていない。要求ばかりエスカレートしていく。この本には答えはなかった。


(筑摩書房より)
この投稿を受けて、認知症の祖母の介護に悩んでいたマンガ家・ニコさんが、再び認知症の専門家・サトー先生のもとを訪れました。
[webちくま:番外編 どうして「ありがとう」と言ってくれないの?]
http://www.webchikuma.jp/articles/-/2292

ichigoice

さん
update: 2020/12/02
書籍化を心待ちにしておりました。
母の様子が変わり、毎日対応に疲れ果てて困っていた時にwebで公開されたものを知人から教えてもらい読み始めました。

読みすすめるごとに母の気持ち、状況を受け入れられることができて、母との関係もお互いイライラしていた毎日から穏やかものへと変わりました。
さらに嫌がっていた病院での検査を本人が納得して受けることができて、先日アルツハイマー型認知症と診断されました。
この漫画と出会わなかったら、母の症状を認知症と思えず目を逸らし続けて、さらに色々な事が悪化していった事でしょう。
私と母を救ってくれた一冊です。
これからもこの本を支えに母と残された時間を大切に過ごしたいと思います。どうもありがとうございました。

はるみ

さん
update: 2020/06/10

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