ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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学生時代に東大大学院で高エネルギー加速器物理学を研究していた著者は、福島第一原発事故に際して「被災地の放射線量はどうなっているのか」と疑問をもち、福島県飯舘村の農民と協働して再生への活動を始めた。ボランティアと研究者を結集して「ふくしま再生の会」を結成し、飯舘村で自然と人間の共生を訴える著者が、震災から十年の節目にこれまでの活動を振り返り、都市から地方への流れが進むポストコロナの時代に不可欠な、自然との共生理念とその実践の道を提示する。
第1章 飯舘村の日常生活
第2章 周辺をさまよう
第3章 飯舘村に入る―ふくしま再生の会創設
第4章 試行錯誤―二〇一一年六月?二〇一二年二月
第5章 課題の解決を目指す
第6章 いろいろな地域の人をつなぐ
第7章 自然の中で人間の新しい生き方を創る
終章 地域を主役に、自然と人間が共生する社会へ
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