ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
1,012
円978-4-480-07367-9
0221
1552
2021/02/04
新書判
304
頁徳川家康に取り立てられた三浦按針こと英国人ウィリアム・アダムスが、関ケ原の合戦直前の日本に漂着したのには、大航海時代の激動する欧州事情があった。このころの日本国内は想像される以上に国際色豊かだった。カトリックの新興勢力イエズス会はじめ、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダの思惑が交錯し、英蘭それぞれの東インド会社が日本市場を狙っていた。その渦中にあったアダムスは、鎖国直前の江戸幕府で何をなしたのか。アダムスの生涯から、世界史の中の日本史をとらえ直す一冊。
第1章 十六世紀イギリスのアダムス
第2章 リーフデ号の悲惨な旅とアダムス
第3章 イエズス会士とアダムス
第4章 オランダ東インド会社とアダムス
第5章 イギリス東インド会社とアダムス
第6章 江戸の国際摩擦とアダムス
あとがき アダムスに出会う旅路
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。