教育改革にまつわる検証不十分な風説を喝破する,たいへん明解な内容でした。日本の教育について長所短所を国際調査の結果からデータに基づいて分析,説得力に満ちた筆致になるほどと膝を打ちました。
一部の教育研究会では知られていた内容もありましたが、このような形で広く世に問われることに大きな意義があると感じています。
一部の教育研究会では知られていた内容もありましたが、このような形で広く世に問われることに大きな意義があると感じています。
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902
円978-4-480-07371-6
0237
1549
2021/02/04
新書判
240
頁昨今、メディアや識者の意見からは、日本の教育に否定的なものばかりが目立つ。その結果、教育現場の実態とはかけ離れた教育政策にすがりついてしまう。しかし、巷間言われるように、日本の教育は本当にダメなのだろうか? 日本の教育の本当の姿を、ピザ、ティムズなどの様々な国際的データを駆使してあぶり出す。先入観に基づく誤解を解き、疑問に答え、さらに未来に向けて提言をする。教育問題に新たな視点を提供する一冊。
1 日本教育の通説を疑う(学力は本当に低いのか?(知識がない
創造力がない ほか)
教育の代償は大きいのか?(勉強のしすぎ
高い学力は塾通いのおかげ ほか))
2 日本教育を壊さないために(もうそういうの、やめませんか?(現実を見ない教育政策をやめよう
「安定した不安」を持ち続けよう―保護者へ ほか))
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