loading...

ちくま新書

大相撲40年史

——私のテレビ桟敷

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07379-2

Cコード

0275

整理番号

1557

2021/03/04

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

モンゴル出身力士が席巻するようになって久しい大相撲。無敵横綱といわれた北の湖の晩年1980年からの40年を見ると、あまりにも大きな変化に驚く。個性あふれる力士が花開いた千代の富士時代。空前の相撲ブームを巻き起こした曙・貴乃花時代。そしてモンゴル出身力士が力を伸ばし始めた朝青龍時代。そして幕内上位のほとんどをモンゴル人が占めるに至った現在の白鵬時代。この4つの時代は、日本がバブルに向かう時代、バブルの頂点から急降下する時代、不況が続き格差が開き始めた時代、そしてリーマンショック以降の長期不況にあえぐ時代に対応している。さまざまな世間の事象と、小谷野氏自身の個人的体験を織り込んだクロニクル形式で、大相撲の40年を振り返る。もちろん著者一流のマニアックな大相撲と世相・文化の知見をふんだんに盛り込む形で。

目次

第1章 四横綱時代から千代の富士時代へ(一九八〇年―千代の富士の台頭
一九八一年―千代の富士、琴風、隆の里の三すくみ ほか)
第2章 貴乃花・曙時代、そして武蔵丸(一九九二年―小錦・疑惑の舌禍
一九九三年―貴花田・宮沢りえ婚約破棄 ほか)
第3章 暴れん坊・朝青龍とモンゴル力士たち(二〇〇四年―朝青龍の一人横綱
二〇〇五年―全場所で朝青龍優勝 ほか)
第4章 土俵の独裁者・白鵬(二〇一〇年―野球賭博で琴光喜解雇
二〇一一年―八百長事件と「技量審査場所」 ほか)

著作者プロフィール

小谷野敦

( こやの・あつし )

小谷野 敦(こやの・あつし):1962年茨城県生まれ。東京大学文学部大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『宗教に関心がなければいけないのか』『大相撲40年史』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『現代文学論争』(筑摩選書)、『谷崎潤一郎伝』『里見弴伝』『久米正雄伝』『川端康成?`』(以上、中央公論新社)ほか多数。小説に『悲望』(幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)など。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本