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ちくま新書

現代ロシアの軍事戦略

第8回猪木正道賞特別賞

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07395-2

Cコード

0231

整理番号

1572

2021/05/06

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

近年、なぜロシアは再び軍事大国として注目されているのか? 経済や軍事規模では主要国に及ばないロシアだが、旧ソ連やNATO諸国への牽制、中東での友好国の保護、米国との宇宙戦など、世界中で存在感を発揮している。古典的な戦力に加え、傭兵、AIや極超音速兵器、宇宙兵器、サイバー戦や情報戦、抑止力としての限定的な核兵器の使用など、様々な工夫で劣勢を補いながら、限られたリソースで「大国」としての地位を主張する。気鋭のロシア研究者が、現代ロシアが取り組む「弱者の戦争」の最前線を追う。

目次

はじめに―不確実性の時代におけるロシアの軍事戦略
第1章 ウクライナ危機と「ハイブリッド戦争」
第2章 現代ロシアの軍事思想―「ハイブリッド戦争」論を再検討する
第3章 ロシアの介入と軍事力の役割
第4章 ロシアが備える未来の戦争
第5章 「弱い」ロシアの大規模戦争戦略
おわりに―2020年代を見通す

著作者プロフィール

小泉悠

( こいずみ・ゆう )

小泉 悠(こいずみ・ゆう):1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMO RAN)客員研究員、公益財団法人未来工学研究所客員研究員を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野)専任講師。専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学──「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版、2019年、サントリー学芸賞受賞)、『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書、2021年)、『ロシア点描』(PHP研究所、2022年)、『ウクライナ戦争の200日』(文春新書、2022年)等。

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