loading...

ちくま新書

コロナ対策禍の国と自治体

——災害行政の迷走と閉塞

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07403-4

Cコード

0231

整理番号

1575

2021/05/06

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

日本の行政は、突発的事態への臨機応変な対応を得意としていない。そこへ想定外の今回のコロナウイルスの世界的流行がやってきた。行政は機能不全に陥り、国vs.自治体の講図に象徴される、権限の譲り合いと責任の押し付け合いが起きている。知恵を集めたように見せて忖度力の高い専門家に責任を丸投げする「災害対応」はなぜ起きるのか。国民にとって行政のコロナ対策自体が禍いとなってしまっている現状を分析し、現状の無責任体制に代わる、未来の行政のあるべき姿を考える。

目次

序章 コロナ元年(疫病禍と行政
災害行政の分析枠組 ほか)
第1章 災害対策と自治体(災害行政組織の特徴
災害行政対応の特徴)
第2章 コロナ対策禍と自治体(追従・忖度から放縦へ
排除と鎮静 ほか)
第3章 コロナ対策の閉塞(三すくみの閉塞―蔓延防止・医療提供・生活経済
玉突きの閉塞 ほか)
終章 コロナ三年(長期的な社会・経済保障
複雑性 ほか)

著作者プロフィール

金井利之

( かない・としゆき )

1967年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。都市行政学。著書『自治制度』『財政調整の一般理論』(以上、東京大学出版会)、『原発と自治体』(岩波ブックレット)など。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本