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ちくま新書

すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07413-3

Cコード

0276

整理番号

1586

2021/07/06

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

タモリ、たけし、さんまの3人は、1980年代から現在にいたるまで、日本の「お笑い」における中心的存在であり続けてきた。その芸風も、今日に至るまでの展開の仕方も異なるこの3人の軌跡を追いながら、日本社会がいかにして「笑う社会」となったのか、それがどう変質し始めたのかを浮かび上がらせる。これが、本書の縦糸となる。90年代にブレークしたダウンタウンへ「お笑いビッグ3」が与えた影響、2000年代に始まったM‐1グランプリ、10年代の「お笑い第7世代」の台頭など、「笑い」の進化と変質についても論じていく。これが本書の横糸となる。最終章では、「お笑いビッグ3」とはどのような存在であったのか、そして「笑う社会」としての日本は今後どうなっていくのかを論じる。社会学をベースに、現代日本の笑い、アイドル等を論じてきた著者ならではの達成である。記述はきわめて平易。日本の「笑い」に関心のある多くの読者にとり発見に満ちた一書である。

目次

序章 笑いは世界の中心に―なぜいま、タモリ、たけし、さんまなのか?
第1章 「お笑いビッグ3」、それぞれの軌跡―80年代まで
第2章 「お笑いビッグ3」とダウンタウンの台頭
第3章 『M‐1グランプリ』と「お笑いビッグ3」
第4章 笑いの新たな潮流
最終章 「笑う社会」の行方―「お笑いビッグ3」が残したもの

著作者プロフィール

太田省一

( おおた・しょういち )

一九六〇年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学者。テレビ文化論が専門。著書として、マンザイブーム以降のテレビ的な笑いの変化を分析した『社会は笑う・増補版──ボケとツッコミの人間関係』(青弓社、二〇一三年)、一九七〇年代から現在までのアイドル、ファン、メディアの関係を跡づけた『アイドル進化論──南沙織から初音ミク、AKB48まで』(筑摩書房、二〇一一年)、編著書として『分析・現代社会──制度/身体/物語』(八千代出版、一九九七年)、『テレビだョ!全員集合──自作自演の1970年代』(長谷正人との共編、二〇〇七年)がある。

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