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ちくま新書

リンパのふしぎ

——未病の仕組みを解き明かす

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07420-1

Cコード

0247

整理番号

1592

2021/08/05

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

リンパとは、毛細血管と細胞のあいだに存在するすき間「内部環境」を満たす水分からつくられる環境のことである。「白い血管」とも呼ばれ、血液で運ばれてきた栄養分や酸素を細胞への受け渡しを行う重要な役割を担っている。これがスムーズにいけばからだに備わった免疫機構が円滑にはたらき、健康つまり未病の状態を保つことができるのである。本書では、リンパ学の第一人者がリンパの役割とは何か、コロナ禍のいま、リンパの流れをどのように扱えば健康でいられるのかを、わかりやすく解説する。

目次

1 リンパとは何か(リンパから見えてくるからだの仕組み
リンパ研究の歴史)
2 リンパが未病につながる(毎日の水分摂取から病気を予防する
水を飲むことは生命の維持に直結する)
3 尿意からリンパの流れを知る最新研究(むくみとリンパを考える
むくみを学び直そう ほか)
4 リンパと癌治療法の最新研究(癌の正体
リンパの流れと癌 ほか)

著作者プロフィール

大橋俊夫

( おおはし・としお )

1949年茨城県水戸市生まれ。信州大学医学部医学科卒業。医学博士。英国ベルファストクイーンズ大学講師(生理学)を経て、信州大学医学部教授(器官制御生理学)。信州大学医学部長、全国医学部長病院長会議会長などを歴任。2001年より日本リンパ学会理事長を務め、リンパ学研究の推進に専念。専門は循環生理学、特に微小循環、リンパ循環の生理・薬理並びに病態生理学。著書に『標準生理学、第9版』(総編集、医学書院)、『リンパを流すと健康になる』『腸のリンパを流せば、病気が逃げだす』(以上PHP研究所)、『年を重ねて美しくなる人の暮らし方』(廣済堂出版)『「リンパ呼吸」で不調は治る』(マキノ出版)、『生きているしくみがわかる生理学』(河合佳子氏との共著、医学書院)など。

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