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ちくま新書

地方メディアの逆襲

定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07445-4

Cコード

0295

整理番号

1623

2021/12/07

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

マスコミはネット上で「マスゴミ」と揶揄されるほど評判が悪い。これをお読みのみなさんも、大手マスコミの居丈高な態度に辟易したことがある人も多いだろう。そういった大手マスコミに対して一泡ふかせる、さらには、それと隣接する中央に対して鉄槌を下そうというのが地方の新聞社やテレビ局である。アメリカでは地方紙が衰退しており、それによって地方の声が適切にひろわれることがなく、トランプが大統領になる可能性が高かったことを予測できなかったのではという話もあるように、現地の生の声を拾い上げるためには、日本においても地方メディアの存在は欠かせないものであろう。長年そこで生活し、取材を重ねることで、大手の地方支社とはみえてくる風景も異なるという強みが彼らにはある。本企画は、新聞・テレビなどの地方メディアがどのように取材し、何を考えているのかを取材に基づき、一冊にするものである。

目次

第1章 秋田魁新報―イージス・アショア計画に迫る
第2章 琉球新報―ファクトチェック報道の舞台裏
第3章 毎日放送―ドキュメンタリー『映像』の系譜
第4章 瀬戸内海放送―ある調査報道記者の歩み
第5章 京都新聞―被害者報道を考える
第6章 東海テレビ放送―『さよならテレビ』が問うもの

著作者プロフィール

松本創

( まつもと・はじむ )

松本 創(まつもと・はじむ):1970(昭和45)年、大阪府生れ。神戸新聞記者を経て、2021年3月現在はフリーランスのライター。2016(平成28)年、『誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走』で日本ジャーナリスト会議賞を受賞。2019(令和元)年、『軌道―福知山線脱線事故JR西日本を変えた闘い』で講談社本田靖春ノンフィクション賞、井植文化賞を受賞する。ほかに『日本人のひたむきな生き方』『ふたつの震災―[1・17]の神戸から[3・11]の東北へ』(西岡研介氏との共著)などがある。

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