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ちくま新書

政策起業家

——「普通のあなた」が社会のルールを変える方法

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07450-8

Cコード

0231

整理番号

1625

2022/01/05

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

 人口減少の日本社会では、あらゆる領域でイノベーションが必要だ。既存のルールを変えなくてはいけないが、今の官僚や政治家にはできていない。そこで、期待されるのは「民からのルールメイキング」だ。著者は社会起業家として、これまでいくつものルールや制度を変え、時に新たな法律を作ることに貢献した。そのノウハウを世に広げることで、これまで政官に閉じていたルールメイキングを、誰しもができるようになっていく社会にしていきたい。これまで「ロビイング」等と言われてきたが、良いイメージも持たれず広がりを欠いていた。それを「政策起業」というポジティブなタームにし、提示する。
「おうち保育園」「障害児訪問保育アニー」「フローレンスの赤ちゃん縁組」など、次々に立ち上げ、実際に社会を変えてきた経験を語るという、ストーリー仕立てで楽しく読めるが、読後に「何かしなければ」という気持ちを起こさせる。

目次

第1章 小麦粉ヒーローと官僚が教えてくれた、政策は変えられる、ということ
第2章 「おうち」を保育園にできないか?小規模認可保育所を巡る闘い
第3章 「存在しない」ことになっている医療的ケア児たちを、社会で抱きしめよ
第4章 如何に「提言」を変革へと繋げるか
第5章 社会の「意識」を変えろ イクメンプロジェクトと男性育休義務化
第6章 「保育園落ちた 日本死ね!!!」SNSから国会へ声を届かせる方法
第7章 政策ができて終わりじゃない?「こども宅食」の挑戦
第8章 1人の母が社会を変えた 多胎児家庭を救え

著作者プロフィール

駒崎弘樹

( こまざき・ひろき )

駒崎弘樹(こまざき・ひろき) 1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2004年にNPO法人フローレンスを設立。日本初の訪問型・共済型の病児保育を開始。2010年「おうち保育園」、2014年「障害児保育園ヘレン」、2016年「フローレンスの赤ちゃん縁組」、2017年「こども宅食」を次々にスタートさせる。08年Newsweek誌「世界を変える100人の社会起業家」に選出。公職としては、厚生労働省「イクメンプロジェクト」座長を務める。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(ちくま文庫)、『働き方革命』(ちくま新書)、『社会をちょっと変えてみた』(岩波書店)等がある。

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