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ちくま新書

明治史講義【グローバル研究篇】

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07456-0

Cコード

0221

整理番号

1657

2022/06/07

判型

新書判

ページ数

336

解説

内容紹介

かつての歴史学では、明治維新はブルジョア革命だったのか否かが大きな争点であった。現在のグローバルな歴史研究においては、ブルジョア革命であったことはほぼ自明とされ、「明治維新を日本独特の歴史的現象ではなく世界史における19世紀の革命としてその普遍性を評価することに価値がある」とまで言われている。明治維新研究の国際シンポジウムの成果を元に、最新の国際的研究成果と研究動向を一般読者に伝える。国際的に大きなインパクトを与えた明治維新の世界史的意義を問いなおす。

目次

オスマン官僚と明治官僚―ムスタファ・ビン・ムスタファと渡邉洪基が見たもの
台湾で再現した「明治」―児玉後藤時代の鉄道技術者集団形成
一九世紀の革命としての明治維新―ナポレオンのイメージとナショナリズムの矛盾
明治日本と世界経済との関連―情報通信の組織化
明治天皇の皇位継承儀礼とその遺産
中国の明治維新研究概観―中華人民共和国成立後七〇年の展開
明治に学ぶ―過去・現在・将来のグローバル化
地域社会の固有性と普遍性―明治維新前後の越前大野を例に
近代エジプトにおける明治日本―『東方の太陽』を中心に
明治維新に関するベトナムの近年の研究関心
中国近代化のモデルとしての明治維新像―孫文と蒋介石の日本認識の比較
トルコから見た明治維新
フランスから見た明治維新―第一回国際東洋学者会議
タイ地方行政能力向上プロジェクト―「明治日本」の視点から考える
帝国の襲来―幕末日本のエリート官僚はいかにして生まれたか
紀州の夜明け前―紀州藩武家出身女性の明治時代への適応

著作者プロフィール

瀧井一博

( たきい・かずひろ )

瀧井 一博(たきい・かずひろ):1967年生まれ。専門は法制史(国制史、比較法史)。国際日本文化研究センター教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。著書『伊藤博文』(中公新書)、『明治国家をつくった人びと』(講談社現代新書)、『「明治」という遺産』(ミネルヴァ書房)、『大久保利通』(新潮選書)、『明治史講義【グローバル研究篇】』(編著、ちくま新書)など。

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