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定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07468-3

Cコード

0236

整理番号

1639

2022/03/08

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

今回のパンデミックは、データ分析や機械学習が興隆する監視資本主義の時代に生じた、歴史上類を見ない事態である――。猛威をふるうウイルスがとめどなく広がり、人々を恐怖へと引きずり込むなかで、ウイルスとの闘いはデータ戦争の様相を帯び、監視技術もかつてないほど広範に浸透していく。そして、監視によるデータ収集、人々の行動制御は、ときに権威主義と共鳴しつつも、驚くほどスムーズに人々へと受け入れられていった。パンデミックを経て、世界はどう変わるのか。私たちは自由と健康の二項対立を迫られたときにどうするべきなのか。監視研究の世界的権威による緊急発言。

目次

第1章 決定的瞬間
第2章 感染症が監視を駆動する
第3章 ターゲットは家庭
第4章 データはすべてを見るのか?
第5章 不利益とトリアージ
第6章 民主主義と権力
第7章 希望への扉

著作者プロフィール

デイヴィッド・ライアン

( でいヴぃっど・らいあん )

デイヴィッド・ライアン David Lyon 1948年、スコットランド・エディンバラ生まれの社会学者。イングランドのブラッドフォード大学にて学士号および博士号を取得(社会科学・歴史)。カナダのクイーンズ大学社会学教授、同大学サーベイランス・スタディーズ・センター前所長。監視社会論の代表的論者として世界的に知られ、『監視社会』(青土社)、『監視スタディーズ』(岩波書店)など多数の邦訳書がある。

松本剛史

( まつもと・つよし )

松本剛史(まつもと・つよし) 1959年、和歌山県生まれ。翻訳家。東京大学文学部社会学科卒。チャイナ・ミエヴィル『オクトーバー』(筑摩書房)、ハンナ・ティンティ『父を撃った12の銃弾』(文藝春秋)など訳書多数。

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