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内容紹介
いまだかつて哲学研究者たちによって顧みられることがなかった和辻哲郎の建築論を、四つの著作『風土』『古寺巡礼』『イタリア古寺巡礼』『故国の妻へ』と、「桂離宮印象記」をはじめとした桂離宮論のうちに探り、知られざる和辻の射程を、その広がりと深さにおいて示す試み。唐招提寺、薬師寺、法隆寺から、マルセーユ、ローマ、ゴスラー、ローテンブルクの寺院や遺跡を訪ね歩き、そして桂離宮へ――。その足取りをたどりなおし、空間的要素と時間的要素を総合する和辻の眼を手に入れる。
目次
第1章 間柄と建築―『風土』における「ウチ」の分析(台風的性格
「間柄」と「家」―「ウチ」の分析 ほか)
第2章 天平の甍―『古寺巡礼』と唐招提寺論(「屋根の勾配」と「縁側の工合」
パースペクティヴとアイティオロジー)
第3章 建築と風土―『イタリア古寺巡礼』と素材への注目(マルセーユとジェノア
ローマ ほか)
第4章 アルプスの北―『故国の妻へ』とドイツの建築(ゴスラー
ローテンブルク)
第5章 面と線の美学―『桂離宮』をめぐって(日光廟と桂離宮
「桂離宮印象記」 ほか)
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