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定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07502-4

Cコード

0210

整理番号

1673

2022/08/04

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

『思想史講義』シリーズ全4巻(明治Ⅰ、明治Ⅱ、大正、戦前昭和)の第1回配本。本書では、大正期を代表する思想と歴史を講義・コラムとして論じる。明治の文明化推進と国体の確立は、大正期に入ると様相を異にするようになる。西洋発の文化とは異なる文化の考え方が広まり、明治天皇の死により国体は動揺した。第一次大戦の影響もあり、現存する日本を改造し解放への希望を与えてくれる思想と運動が盛んとなった。国家主導だった文明化と「国体」の設定を、民衆の側から再設定する動きが広がり、社会主義者がその動きを担うようになる。こうした大正期のさまざまな思想をできる限り多面的に描き出すとともに、実証的にわかりやすく読み解いていく。

目次

憲政擁護論
天皇機関説論争
民本主義
教養主義
大正マルクス主義
大正アナーキズム
アジア主義と国家改造論
民族自決論
小日本主義と自由主義
女性解放思想
新教育
皇道大本と「大正維新」
水平社の思想
関東大震災と民衆
政党政治論

著作者プロフィール

山口輝臣

( やまぐち・てるおみ )

山口輝臣:1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院博士課程修了。専門は日本近代史。著書『明治国家と宗教』(東京大学出版会)、『明治神宮の出現』(吉川弘文館)、『天皇の歴史9 天皇と宗教』(共著、講談社学術文庫)、『はじめての明治史』(編著、ちくまプリマー新書)など。

福家崇洋

( ふけ・たかひろ )

福家崇洋:1977年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。専門は近現代日本の社会運動史、思想史。著書『戦間期日本の社会思想』(人文書院)、『日本ファシズム論争』(河出書房新社)、『満川亀太郎』(ミネルヴァ書房)、『大正史講義』(共著、ちくま新書)など。

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