疋田隆康
（ ひきだ・たかやす ）疋田 隆康（ヒキダ タカヤス）：1977年、静岡県生まれ。2007年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士（文学）。現在は、京都女子大学などで講師をつとめる。専門は、古代ケルト史。おもな共著書に、『今を生きるケルト』（英宝社）、『ケルトを知るための65章』（明石書店）、『生き方と感情の歴史学』（山川出版社）、『ケルト文化事典』（東京堂出版）、『論点・西洋史学』（ミネルヴァ書房）などがある。
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内容紹介
ケルト文化は、ギリシア・ローマ文明やキリスト教文化と並び立つもう一つのヨーロッパの原点でされており、日本でもクー・フリンらが活躍する物語やケルト音楽などが広く知られている。だがそこに見られるケルト・イメージはじつは歴史上のケルトとは齟齬がある。では、ケルトとは何者なのか？ 本書では、有名な神話を入り口に、それらを考古学的資料や古典文献などと照らし合わせつつ、古代ケルトの生活世界へと分け入っていく。ときに神秘化され、多くの誤解にさらされてきたケルト社会の実像に迫る入門書。
目次
第１章 ケルトの起源
第２章 宴と決闘
第３章 英雄の宿命―インド＝ヨーロッパの遺産
第４章 文字の発明
第５章 神々と風土
第６章 オシアンの夢
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