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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07532-1

Cコード

0210

整理番号

1674

2022/12/06

判型

新書判

ページ数

336

解説

内容紹介

「国体」の再構築と「文明化」の超克がめざされた戦前昭和期。大正期の民主化は社会運動の興隆や無産政党の登場に結実するものの、その後衰退し、「国体」のほころびが再縫合されていく。また、大正期にみられたアジア回帰、国家総動員、文化主義は、戦前昭和期にアジア進出、総力戦体制、日本主義・国体論へと展開していった。これらは、大正期における「文明化」との差異化が「転向」の時代をへて「近代の超克」へ推し進められていく過程でもあった。多様な思想潮流を整理し、最新研究に基づいて明快に解説する。

目次

多元的国家論とギルド社会主義
第二次日本共産党と福本イズム
講座派と労農派
恐慌と統制経済論
国家社会主義と満洲事変
転向
農本主義の時代
昭和の日本主義
国体明徴論
政治的変革の夢―維新・革新・革命
自由主義
反ファシズム人民戦線論
国家総動員論
戦時下のアジア解放論
京都学派の哲学

著作者プロフィール

山口輝臣

( やまぐち・てるおみ )

山口輝臣:1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院博士課程修了。専門は日本近代史。著書『明治国家と宗教』(東京大学出版会)、『明治神宮の出現』(吉川弘文館)、『天皇の歴史9 天皇と宗教』(共著、講談社学術文庫)、『はじめての明治史』(編著、ちくまプリマー新書)など。

福家崇洋

( ふけ・たかひろ )

福家崇洋:1977年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。専門は近現代日本の社会運動史、思想史。著書『戦間期日本の社会思想』(人文書院)、『日本ファシズム論争』(河出書房新社)、『満川亀太郎』(ミネルヴァ書房)、『大正史講義』(共著、ちくま新書)など。

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