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ちくま新書

心理学をつくった実験30

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07544-4

Cコード

0211

整理番号

1719

2023/04/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

パブロフの犬、ミルグラムの服従実験、ミッシェルのマシュマロ・テスト、ローゼンタールのピグマリオン効果……。心理学の魅力は何といっても、精緻に練り上げられた独創的な実験手法と、そこからあぶり出される人間の知られざる一面にある。19世紀後半に成立した近代心理学は、その成立当初から「心」とそれにまつわる人間の活動を科学的に解明することをめざし、「客観的」な実験研究に重きを置いてきた。本書では、そうしたあまたある心理学実験のなかから、一般に広く知られ、大きな影響力をもった30の名実験をセレクト。それぞれの内容と影響を紹介しつつ、同時にそれらを心理学の展開のなかに位置づけることで、心理学とはいかなる学問なのかを浮き彫りにしていく。実験という視点から心理学の流れを一望する画期的試み。

目次

心理学は、いつ、どのように成立したのか
行動主義と条件づけ
ゲシュタルトと心理学
行動と認知
認知と記憶
認知の誤り
他者と社会
発達と愛着
発達と知能
動機づけと無気力
教育心理学

著作者プロフィール

大芦治

( おおあし・おさむ )

大芦 治(おおあし・おさむ) :1966年、東京都生まれ。1989年、早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1996年、上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。倉敷芸術科学大学講師、千葉大学助教授などを経て、現在は、千葉大学教育学部教授。博士(心理学)。心理学および教育心理学専攻。主な研究テーマは、動機づけ、無気力に関する理論的研究、教育心理学の成立過程。著書に、『無気力なのにはワケがある――心理学が導く克服のヒント』(NHK出版新書、2013年)、『心理学史』(ナカニシヤ出版、2016年)、『タイプA行動パターンに関する心理学的研究――研究の展望と統合的な発達モデルの検討』(風間書房、2019年)、『新・動機づけ研究の最前線』(共編著、北大路書房、2019年)などがある。

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