マルクス・ガブリエル
( がぶりえる,・まるくす )マルクス・ガブリエル(Markus Gabriel):1980年生まれ。哲学者。ボン大学教授。邦訳された著書に『世界はなぜ存在しないのか』『「私」は脳ではない』『考えるという感覚/思考の意味』(以上、講談社選書メチエ)、『新実存主義』(岩波書店)ほか多数。
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全ての対象を内に含む「世界」なるものは存在するか。大陸哲学と分析哲学の垣根を越え、二人の哲学者が形而上学の根源的問いに挑む。世界最高レベルの知的格闘!
1,540
円978-4-480-07722-6
0210
1889
2025/12/08
新書判
448
頁世界の哲学者たちはいま何を考えているのか?
現代思想をアップデートする最高レベルの知的刺激!
あらゆる対象を丸ごと含む全体としての「世界」なるものは存在しない。存在するのは「意味の場」に現れる何者かだけである――新しい実在論を展開するマルクス・ガブリエルと、これを真っ向から退けるグレアム・プリースト。「世界は存在しない」とはどういうことか。当代一の哲学者が、「全て(everything)」と「無(nothing)」をめぐって交わした論考と討議を収めたスリリングなドキュメント。大陸哲学と分析哲学の垣根を越え、現代思想の新地平を切り拓く、最高レベルの知の格闘を目撃せよ。
イントロダクション(ラウレアノ・ラロン)
Ⅰ 論考
第1章 全てと無(グレアム・プリースト)
第2章 全てというものはあるのか(マルクス・ガブリエル)
第3章 全てについていくつか考えたこと(グレアム・プリースト)
第4章 「全てについていくつか考えたこと」についていくつか考えたこと(ただし全てについて考えたわけではない)(マルクス・ガブリエル)
Ⅱ 対話
第5章 存在をめぐる対話
第6章 志向性をめぐる対話
第7章 整礎性をめぐる対話
第8章 全て・ナンセンス・ウィトゲンシュタインをめぐる対話
第9章 無をめぐる対話
Ⅲ 追記
第10章 全てを超越すること(グレゴリー・モス)
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