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ちくま学芸文庫

夜の鼓動にふれる

——戦争論講義

「文明の進歩」の果てに行き着いた 究極の戦争とは

20世紀以降、戦争は世界と人間をどう変えたのか。思想の枠組みから現代の戦争の本質を剔抉する。文庫化に当り「テロとの戦争」についての補講を増補。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09694-4

Cコード

0110

整理番号

-12-1

2015/08/06

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

20世紀、戦争は人と世界をどう変えたのか。そしていま、戦争が行き着いた極限の姿とは。「戦争」を「思想」の枠組みで捉え、「思想」を「戦争」の視角から読み直す、異色の講義録。理性、秩序、啓蒙といった西洋思想における「光」の外には、非理性、無秩序、野蛮、暴力などの「闇」が蠢く。戦争は闇が支配する「夜の世界」の現象、近代の理性が沈む夜だ。「夜の思想家」バタイユ、レヴィナス、ブランショらを導き手に、ヘーゲル、フロイト、ハイデガーらの思想を読み解き、近代理性が必然的に生み出した世界戦争の姿を明らかにする。文庫化にあた

目次

世界戦争の時代
戦争の全体性
“夜”に目覚める
“光”の文明の成就
戦争の近代
世界戦争
ヘーゲルと西洋
露呈する“無”
“世界”の崩壊
“未知”との遭遇
アポカリプス以後
おわりに
二〇年目の補講―テロとの戦争について

著作者プロフィール

西谷修

( にしたに・おさむ )

1950年愛知県生まれ。東京大学法学部、東京都立大学大学院、パリ第8大学などで学ぶ。フランス思想、とくにバタイユ、ブランショ、レヴィナス、ルジャンドルらを研究。明治学院大学教授、東京外国語大学大学院教授等を経て現在立教大学大学院特任教授。著書に『不死のワンダーランド』(増補新版、青土社)、『戦争論』(講談社学術文庫)、『世界史の臨界』(岩波書店)、『理性の探求』(同)など、訳書にブランショ『明かしえぬ共同体』(ちくま学芸文庫)、レヴィナス『実存から実存者へ』(同)、バタイユ『非‐知』(平凡社ライブラリー)などがある。

この本への感想

一読、色々なことが\"腑に落ちた\"。

白井守

さん
update: 2015/12/22

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