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ちくま学芸文庫

科学の社会史

——ルネサンスから20世紀まで

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09883-2

Cコード

0140

整理番号

-40-1

2018/10/10

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

科学(science)―それはもともと「知ること」を意味する。哲学や宗教を包含した知的営みであった中世以前の科学は、やがてルネサンスの訪れを機に次第にその姿を変えていく。啓蒙主義、フランス革命、産業革命、そして世界大戦といった政治的・文化的出来事の影響を受けた科学は、社会的位置をたえず変化させながら「制度化」の道をたどってきたのだ。複雑にからみあうさまざまな社会的要素を解きほぐし、約400年にわたる西洋科学の変遷を明快にまとめた定評ある入門書。図版多数。

目次

社会における科学
二つのルネサンスから近代科学へ
キリスト教文化における近代科学
大学と学会
自然探究と技術
啓蒙主義と科学
フランス革命と科学の制度化
ドイツ科学の勃興とその制度的基盤
科学の専門分化と職業化
産業革命とイギリス科学〔ほか〕

著作者プロフィール

古川安

( ふるかわ・やす )

1948年静岡県生まれ、神奈川県育ち。東京工業大学卒業、米国オクラホマ大学大学院博士課程修了。Ph.D. 東京電機大学教授、日本大学教授、化学史学会会長などを歴任。科学史家。主な著書にInventing Polymer Science: Staudinger, Carothers, and the Emergence of Macromolecular Chemistry(University of Pennsylvania Press, 1998)、『化学者たちの京都学派:喜多源逸と日本の化学』(京都大学学術出版会、2017)がある。2001年日本産業技術史学会賞、2004年化学史学会学術賞、2018年英国化学史学会モリス賞受賞。

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