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定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42274-3

Cコード

0195

整理番号

-37-4

2006/11/08

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

ありとあらゆる中国の小説のなかで、最も人気のある『水滸伝』―この大長篇が日本にやってきたのはいつなのだろうか。九紋龍の史進、虎退治の武松、怪僧魯智深ら梁山泊百八人の英雄豪傑による獅子奮迅の大活劇だ。面白い話が大好物の日本人の嗜好になじまないわけがない。はじめて眼にした『水滸伝』を江戸人はどう楽しみ、どう消化吸収したか。江戸から昭和まで三百年の面白がりようの歴史を追いかけた痛快な一冊!第5回大衆文学研究賞受賞。

目次

第1部 江戸時代(川柳水滸伝
『水滸伝』がやってきた
唐話学習の流行
四つの段階―原書、和刻、翻訳、翻案
岡島冠山と和刻本『忠義水滸伝』 ほか)
第2部 明治以後(芥川龍之介と『水滸伝』
明治の『水滸伝』概況
旧訳の再刊
明治期の注釈と研究
『めざまし草』の共同研究 ほか)

著作者プロフィール

高島俊男

( たかしま・としお )

高島 俊男(たかしま・としお):1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが」を連載。主な著書に『中国の大盗賊・完全版』『漢字雑談』『漢字と日本語』(講談社現代新書)、『お言葉ですが』シリーズ(文春文庫、連合出版)、『水滸伝の世界』『三国志きらめく群像』『漱石の夏やすみ』『水滸伝と日本人』『しくじった皇帝たち』(ちくま文庫)等がある。2021年、没。

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