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ちくま文庫

スバらしきバス

バスに乗り続けた日々を描く乗り物エッセイの名著。

路線バス、コミュニティバス、高速バス……バスに乗る時間は、楽しく、心地よく、ちょっと寂しい。名バスエッセイが、増補文庫化! 解説 大竹昭子

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43979-6

Cコード

0195

整理番号

-33-1

2024/10/09

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

バスに乗りたい。日常のおかしさやさびしさを道連れに、
見知らぬ地へと運ばれたい。
――三浦しをん(帯文)

東京や福岡の路線バス、コミュニティバス、高速バス、ツアーバス……詩人である著者は、ふらっとバスに乗り込むと、外の景色を眺め、本を読み、ぼんやりし、バス停の名前から物語を妄想し、乗客を観察する。終点まで行って、また同じ路線で折り返す。そんなバスの中の時間は、楽しく、心地よく、ちょっと寂しい。ユーモアと叙情を湛えた傑作バスエッセイが増補文庫化。
解説 大竹昭子

目次

森にいく
三つの席
よろける
雨上がりのバスは
四丁目から四谷へ
図書館まで
思い出経由、美容院いき
こんな偶然
浮き沈み
明暗ある道
王子様に会いに
天神まで
島部分
うまくいかない
ピアニシモの旅
いとこに会いに
ぐるぐるっと
成増におりません
桜をよけて
「あかいくつ」に乗って
真夏のめぐりん
ざわざわ
灯台まで

とどろき、桃の木(文庫版書き下ろし)

あとがき(単行本版)
文庫のためのあとがき
解説 バスには四本の映画がかかっている  大竹昭子

著作者プロフィール

平田俊子

( ひらた・としこ )

平田 俊子(ひらた・としこ):詩人。詩集に『戯れ言の自由』(紫式部文学賞)、『詩七日』(萩原朔太郎賞)、『ターミナル』(晩翠賞)など、エッセイ集に『低反発枕草子』、詩の入門書『詩、ってなに?』など、小説単行本に『二人乗り』(野間文芸新人賞)、『ピアノ・サンド』『スロープ』などがある。戯曲「甘い傷」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞。幼稚園(鳥取県境港市・美哉幼稚園)と高校(山口県立徳山高校)には路線バスで通園、通学した。

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