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定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51109-6

Cコード

0141

整理番号

-32-1

2022/02/09

判型

文庫判

ページ数

544

解説

内容紹介

高校までの数学は、問題が与えられ、定義を憶え、定理やその証明を使いこなしながら解いてゆく、というのが基本で、しかも与えられた問題には必ず「正解」がある。これに対して大学では、与えられた問題を解くのではなく、「問題がどのように作られたのか」、「問題をどのように作るのか」という点に目を向けることが重要とされている。この間には大きな断絶があり、本書はこの断絶を埋めるべく企画された。
数学の教科書は、著者によるひとつのストーリーが書かれたものである。ただ、それは必ずしも自分の理解に合っているとは限らない。教科書の記述を天下り的に鵜呑みにするのではなく、自分自身の教科書を「再構成」した時にはじめて、たとえささやかであっても「新発見」という喜びが待っている。 
自分の中の数学を芽生えさせる、「大学数学の作法」指南書。

目次

well‐definedな定義
命題と命題論理
述語論理
背理法
演繹と帰納
集合
写像
連立1次方程式と行列
線形変換(1次変換)
√2の存在の反省
e、π、[x]の存在の反省
実数
虚数
逆理(パラドックス)
偶数と奇数

著作者プロフィール

矢崎成俊

( やざき・しげとし )

矢崎 成俊(やざき・しげとし):1970年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。現在、明治大学理工学部数学科教授。博士(数理科学)。専門は応用数理、特に界面現象の数理解析。実験を採り入れた数学の講義で定評がある。著書:『実験数学読本』1・2・3(日本評論社)、『界面現?ロと曲線の微積分』、『動く曲線の数値計算』(以上共立出版)、『弱点克服 大学生のフーリエ解析』(東京図書)、『大学数学の教則』(ちくま学芸文庫)他。

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