ヘルマン・ワイル
( わいる,へるまん )1885-1955年。ドイツ生まれ。ゲッチンゲン大学でヒルベルトのもとに学ぶ。1933年アメリカ亡命、プリンストン高等研究所で教授。数学者・物理学者・哲学者。作用素のスペクトル理論・群の表現論・リーマン面の理論などのほか、量子力学や相対性理論など物理学にもその力量を横溢させた。一般相対性理論と電磁気学を統一させるゲージ理論の草分けとしても著名。
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1,210
円978-4-480-51138-6
0141
-12-4
2022/12/08
文庫判
240
頁落合 啓之
数学・物理学で多様な業績を挙げ、アインシュタインをして「ワイルほどの大数学者はいない」と言わしめた著者が晩年、一般向けに行った講義。古代オリエントの紋章、教会建築、そして雪の結晶や巻貝など、芸術や自然のなかに見いだされる事例を拾い上げ、それらを貫く統一的な原理が現代数学の「群」であることを示す。遠山啓による翻訳(紀伊國屋書店刊)が長らく読まれてきた名著を新訳でおくる。
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