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内容紹介
サグラダ・ファミリアの作者として知られるガウディは、ほぼ全作の17作品がスペインの国宝や重要文化財に指定され、7作品が世界遺産となっています。近代建築の中で世界遺産指定されたのはガウディが最初です。その他にはミースとコルビュジェが1作品ずつ登録されているだけです。ガウディ建築は世界的に評価が高いことが分かります。独創的な作品群を見て、人はガウディを天才・奇才と呼びますが、彼が天才と成り得たのは、生まれた場所、時代が大きく関係しているのです。イスラム教徒と共生していたスペインで生まれ、地中海に面するバルセロナのカタルーニャ人であったこと、またその地で建築造形の豊かさと建築手法の柔軟さを受け継いだことが大きいのです。しかし、建築はそもそも依頼がなければ作品を作れません。大パトロンとの出会い、そして、なぜガウディの死後もサグラダ・ファミリア聖堂は造り続けられているのか?その生涯と共に今もカタルーニャ人の中に生き続けているガウディを描きます。
目次
第1章 ガウディは才能に恵まれたのか?
第2章 生まれた場所と時代
第3章 できの悪い学生だったの?
第4章 建築事務所でバイトをしながら学ぶ
第5章 パトロン、グエル伯爵とコミーリャス侯爵との出会い
第6章 サグラダ・ファミリア贖罪聖堂が着工されるまで
第7章 サグラダ・ファミリア聖堂に専念
第8章 唯一無二のガウディ建築
第9章 貧者ガウディと権威者ガウディ
第10章 凡人と天才
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