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定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68461-5

Cコード

0237

整理番号

437

2023/10/04

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

ボールが怖い、失敗すると怒られるなどの理由で嫌われがちな体育だが、強さや速さよりも重要なことがある。「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見える。

先生はエラそうだし、ボールは怖い!
体育なんか嫌いだ!という児童生徒が増えています。なぜ、体育嫌いは生まれてしまうのでしょうか。授業、教員、部活動。問題は色々なところに潜んでいます。そんな「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見えてきます。強さや速さよりも重要なこととは?

「『体育』なんて好きにならなくてもいい」のです。最も重要なことは、みなさんが多様な他者とともに、自分自身のからだで、賢く、幸せに生きていくことです。そのためにも、たとえ体育の授業や先生、運動部やスポーツが嫌いになったとしても、みなさん自身のからだだけは、どうか嫌いにならないでください。(「おわりに」より)

目次

第1章 「体育ぎらい」のリアル
第2章 体育の授業がきらい「規律と恥ずかしさ」
第3章 体育の先生がきらい「怖くても、ユルくても」
第4章 運動部がきらい「体育教師らしさの故郷」
第5章 スポーツがきらい「残酷で、すばらしい文化」
第6章 そもそも運動がきらい「だからこそ、からだに還る」

著作者プロフィール

坂本拓弥

( さかもと・たくや )

1987年東京都生まれ。千葉大学教育学部を卒業。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科を単位取得退学。博士(教育学)。明星大学教育学部助教を経て、現在は筑波大学体育系助教。専門は体育・スポーツ哲学。特に身体論と欲望論。共編著に『探究 保健体育教師の今と未来 20講』(大修館書店)、共著に『スポーツと遺伝子ドーピングを問う:技術の現在から倫理的問題まで』(晃洋書房)、『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』(みらい)などがある。

この本への感想

学生時代「体育」が大嫌いで、今でも運動が苦手なので、書店でこの本を目にした途端、すぐに買ってしまいました。最初は\"体育が好きで得意な先生が書いた、押し付けがましい内容なんじゃないか\"と疑っていましたが、読み始めてすぐにそういう本ではないと分かり、大変嬉しくなりました。

体育も運動も普通にこなせて先生をなさるような方が、私のような出来ない側の人間のことを冷静に考えてくださり、こうして発信してくださることは大変ありがたいことです。

他の皆が簡単にできる技もこなせず、加えてその有様を「公開処刑」させられ、団体競技では皆に嫌厭され、「体育が得意で体育教師になっているような高圧的な人間に私のことなんて理解してもらえるはずがない」と体育教師への不信感を持っていた、そんな当時の自分に渡してあげたい本だと思いました。

ゆう

さん
update: 2023/11/30

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