ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

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ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

“ちくま1000「本」ノック+”とは?

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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。

ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

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0601-0700

601
ちくま文庫
時代に鮮烈な足跡を残した人々を深い取材のもとに描き、栗林中将や島尾ミホの評伝で大宅賞、芸術選奨を受賞したノンフィクション作家が、表現者や証言者、出会ってきた忘れられない人々について綴る。[解説]中島京子
602
ちくま文庫
不快とは、下品とは、タブーとは。いったい非常識って何だ。公序良俗を声高に叫び、権力を振りかざして他人の自由を奪う。そしていざとなると「常識」で頬被りして無責任を決めこむ。そんな「偽善者」たちに鉄槌を下す。
603
ちくま文庫
「私」は「先生」のすべてを諦らめたような生き方を解明したいという気持が次第に強くなる…。友を死に追いやった「罪の意識」によって、ついには人間不信に至る近代知識人の心の暗部を描いた傑作。詳細語注付。[解説]小森陽一
604
ちくま文庫
「善に対して真剣になれず、美しき悪業に対してのみ真剣になれるような、奇態な性癖を己に生みつけたのは誰なのだ」―耽美と猟奇、幻想と狂気…表題作ほか7篇で再構成した大正期谷崎文学珠玉のアンソロジー。
605
ちくま学芸文庫
制裁の儀礼から食糧蜂起にいたるいじめと騒ぎの歴史をひもとき、18世紀イギリス民衆の正義や秩序の意識を解読。統治者といえども時代の約束事に従わざるをえなかった事情を明らかにする。
606
ちくま学芸文庫
怪談噺で有名な幕末明治の噺家・三遊亭円朝が遺した幽霊画コレクション50幅を掲載。美術史、文化史からの論考付。 \#幽霊の日
607
ちくま学芸文庫
腕利き料理人が現れると食べ手にも粋人が。両者が出会い食世界に変革がもたらされていった。膨大な史料を読み解き江戸四大名物食誕生の知られざる歴史に迫る江戸食文化史決定版。
608
ちくま文庫
耽美的トリックと倒錯的フェティシズム。猟奇とあやかしの果てまで行ってみよう。日本における本格探偵小説を確立した乱歩。巧妙なトリックを用いた処女作「二銭銅貨」ほか18編を収録。[解説]島田雅彦
609
ちくま文庫
賢治の全作品及び異稿を、綿密な校訂と定評ある本文によって贈る文庫版個人全集の7巻。「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」「ポラーノの広場」「月夜のけだもの」他9篇を収録。[解説]天沢退二郎
610
ちくま新書
勉強ができるのは生まれつきなのか? IQ・人格・お金を稼ぐ力まで、「能力」の正体を徹底分析。行動遺伝学の最前線から、遺伝の隠された真実を明かす。福岡伸一氏、推薦!
611
ちくま文庫
任天堂で数々のヒット商品を生み出した天才開発者が、名作から知る人ぞ知る珍作まで、世界中のゲームファンを虜にした商品を開発秘話とともに紹介。[解説]ブルボン小林
612
ちくま学芸文庫
現象の背後に実在を想定する二元論の仮構を否定し、自らが見て触れて感じている現実世界にどっしりと足をつけ、それを超越しているかのごときものをどう捉えたらよいのか問い進めてゆく。大森哲学の神髄ともいえる代表作。
613
ちくま文庫
自分で魚を釣り上げ、解剖を体験した子どもたちは驚くほどに絵が変わっていた―。表現に絵筆はいらない、必要なのは自然をよく見て学ぶ目だ。「生きている」絵を描く方法と考え方。
614
ちくま新書
五〇〇〇年の人類の歩みをまとめる著者のライフワークの第一巻。文字の誕生から紀元前一二〇〇年のカタストロフ、世界帝国の時代、知の爆発の時代まで、紀元前三〇〇〇年の歴史をダイナミックに見通す。 特設ページはコチラ
615
ちくま文庫
1961年の夏、ぼくは全国区の人気者になりつつあった渥美清と初めて会った―。映画「男はつらいよ」の“寅さん”になる前の若き日の姿を愛情こめて綴った人物伝。対談「渥美清と僕たち」(小沢昭一)も収録。[解説]中野翠
616
ちくま文庫
一見科学的なようで確かな根拠のまったくない“ニセ科学”。「血液型性格診断」「ゲーム脳」など世間に広がるニセ科学にだまされないために、人気SF作家が会話形式でわかりやすく教える、科学リテラシー入門書。
617
単行本
井伏鱒二の名作「黒い雨」を生んだ原資料として知られる幻の被爆日記。放射能を浴びながら被爆直後の広島市内を徘徊し、その悲惨さ、残酷さを余すところなく伝える。「岩竹手記」と「黒い雨」創作過程を明らかにする重松宛書簡も収める。
618
ちくまプリマー新書
日本を取り巻く世界情勢が緊迫している。事態の状況やその地理的・歴史的背景を豊富な地図や資料で整理し解説する。国際関係の難題に取り組み、よりよき未来を創り出すための基礎情報をこの一冊で。
619
ちくま学芸文庫
第二次大戦で死没した日本兵の大半は飢餓や栄養失調によるものだった。インパール作戦、ガダルカナル島の戦い、ポートモレスビー攻略戦…彼らのあまりに悲惨な最期を詳述し、責任を問う告発の書。[解説]一ノ瀬俊也
620
ちくま文庫
その時人々は何を考えどう行動していたのか。敵味方の指導者から民衆まで、資料を基に再現。同日同刻の記録が戦争に翻弄された人間の狂気、悲劇、愚かしさを焙り出す。[解説]高井有一
621
ちくま文庫
東京―大阪間が七時間半かかっていた昭和30年代、特急「ちどり」を舞台にした乗務員と乗客たちのドタバタ劇。恋のゆくえに爆弾騒ぎ……。ぶっちぎりのスピードで一気読みさせる、キュートで極上のラブコメディ。[解説]千野帽子 特設ページはコチラ
622
ちくま文庫
山に暮らした人びとは、神の祟りを畏れ、生態系の仕組みを科学の目では捉えなかった。そこに人間が自然と折り合いをつけて生きるための知恵を読み解き、暮らしの原点を克明に描いた快著。
623
ちくま文庫
世界的な大ヒット曲「上を向いて歩こう」。作詞:永六輔、作曲:中村八大、歌手:坂本九。3人が体験した戦中・戦後を背景に、それぞれが歩んだ人生と出会い、そして名曲の誕生を描く。
624
ちくま文庫
巫者に憧れ河童と戯れ異界を幻視した折口は、近代日本が生んだ学匠詩人にして稀有なる霊媒(ミーディアム)であった。物怪らが跋扈活躍する「稲生物怪録」ほか日本の根の國からの声が集結。
625
ちくまプリマー新書
軍事力で平和は守られるのか? 敵は誰なのか? 宗教戦争からテロリストとの戦争まで、戦争の歴史を辿る。日本の戦後が終わり、世界が戦争状態に入ろうとしている今、改めて戦争とは何なのかを考える。
626
ちくま学芸文庫
首相官邸は二・二六事件と終戦時の二度機関銃の銃火にさらされた。前者で叛乱軍を欺き岡田首相を救出し後者で鈴木首相を支えた著者が体験を綴った迫真ドキュメント。[解説]井上寿一
627
ちくま文庫
何もかもに見放された空っぽでサイテーな毎日。その一瞬の狂った輝きを切り取った34の物語。伝説的カルト作家による愛と狂気と哀しみに満ちた異色短篇集。[解説]戌井昭人
628
ちくま文庫
ユニークな絵本作家であり、不器用でまじめで繊細で、童女感覚そのままが魅力的な過激発言となる著者の痛快エッセイ集。姐御風童女の魅力的な言葉にはげまされ、不思議な元気に出会える本。[解説]群ようこ
629
ちくま文庫
19世紀末ロンドンを恐怖に陥れた連続娼婦惨殺犯、切り裂きジャック。警察の必死の捜査にも関わらず犯人は捕まらず事件は迷宮入りした。日本随一の研究家が豊富な資料と図版を用いて正体に迫る。[解説]菊地秀行
630
ちくま文庫
ストリートという生きた時間が流れる場所で、詩人とは一生呼ばれない人たちが言葉の直球勝負を挑んでくる。寝たきり老人の独語、死刑囚の俳句、暴走族の特攻服…誰も文学と思わないのにドキドキさせる言葉をめぐる旅。
631
ちくま新書
傷つけられたくないし、傷つけたくもない。繊細な優しさが生きづらさを生んでいる。神経を張りつめ場の空気を読み、ケータイでつながりを確かめ合う…若者のキツさと希望のありかに迫る。
632
筑摩選書
自国に有利な「正義」が跋扈する現代世界。国ごとに「正義」が異なり、国境の内外でも異なるという現実。「国境を越え、覇権を裁く正義」としての世界正義はいかにして可能かー。原理的・包括的に探究する論争的法哲学の書。
633
ちくま学芸文庫
朝鮮文化の根底にある思考行動様式を日常生活に現れた具体的なエピソードを通して、初心の者のみが抱きうる素朴な疑問・関心をテコに読み解く平明で奥深い朝鮮文化入門書。[解説]木村幹
634
ちくま文庫
舞台はヨーロッパ、アジアの両大陸から南島、横浜、神戸まで―。故国を去って異郷に住む“国際人”の日常にひそむ事件の数々。コスモポリタン誌に1924~29年に連載の珠玉小品30篇。[解説]小池滋
635
ちくま文庫
心の傷に包帯を巻こう。関東の外れ、傷ついた少年少女達は戦わないかたちで自分達の大切なものを守ることにした―。今の社会を生きがたいと感じるすべての人に贈る長編小説。天童ワールド、入り口の1冊。
636
ちくま学芸文庫
知られざる攻撃から組織を守る!スパイの歴史、各国情報機関の組織や課題から情報との付き合い方まで…豊富な事例を通して「情報」の全てがわかるインテリジェンスの教科書。
637
ちくま文庫
ロングラン・ミユージカル「キャッツ」原作。天邪鬼猫におちゃめ猫、猫の魔術師に猫の犯罪王…。色とりどりの猫たちがくり広げる奇想天外な猫詩集。カラー挿絵14枚。
638
ちくま学芸文庫
トリスタン・ツァラ、アンドレ・ブルトンら、人間存在が変化してしまった時代の<意識>を先導する芸術家たち。二十世紀思想史として捉えなおす、衝撃的なダダ・シュルレアリスム論。[解説]巖谷國士
639
ちくま文庫
命が脅かされる状況で人間の体に起こる変化と“その時”への備えを、大惨事の生存者の証言と科学者の研究から解き明かす。
640
ちくまプリマー新書
今見ているものは現実の一部で真実はひとつではない。でもメディアは最初から嘘なのだというのは間違い。大切なことは正しく見、聞き、そして考えること。
641
ちくま文庫
子供のこだわりと大人のユーモアやペーソスがない交ぜになった味わい深い作品群。ムーミンの作家にとどまらないヤンソンの世界の奥行きと背景を伝える、全20篇の短篇ベストセレクション。
642
単行本
1945年7月。ヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンで男が不審な死を遂げた。何もかもが傷ついた街で少女は何を見るのか。旅路の果てに明かされる真実とは―。読後きっとこの題名に心震える、圧倒的スケールの歴史ミステリ。 特設ページはコチラ
643
ちくま文庫
1923(大正12)年の関東大震災直後に多発した朝鮮人への暴行・殺害。芥川龍之介、折口信夫、和辻哲郎、志賀直哉、黒澤明ら文化人、市井の人々、子供の作文、公的史料が伝える約180編を収録。
644
ちくま文庫
心と体が生まれ変わる10の知恵。体を変える=冷えとり、白湯…。身の回りを変える=布ナプキン、部屋の浄化…。心と魂を新しくする=アファメーション、瞑想etc 。[解説]辛酸なめ子
645
ちくま学芸文庫
一人称による六日間の省察という形式をとり、徹底した懐疑の積み重ねから確実なる知識を探り、神の存在と心身の区別を証明しようとする。哲学入門者が最初に読むべき近代哲学の源泉たる一冊。詳細な解説付。
646
ちくま学芸文庫
英語の知識は政治・経済・文化など多面で世界に開かれた大切な窓である。英語には日本語に、日本語には英語にない考え方感じ方がある。その違いを知り言いたいことを英語で表明できるための辞典。[解説]加島祥造
0647
ちくま文庫
あくまで残酷で、この上なく魅力的なグリム童話を、骨太でリズミカルな名訳で贈る。上巻には「狼と七ひきの子やぎ」「灰かぶり姫」「赤ずきん」など32篇、下巻には「いばら姫」「白雪姫」など34篇を収録。
648
ちくま学芸文庫
私的利益と倫理が衝突する場合、あなたならどうするか。社会の10%の人が倫理的に生きれば、政府が行う社会変革よりもずっと大きな力となる――現代に生きる意味を鋭く問う。
0649
ちくま学芸文庫
人間は友情を育み、恋に落ち、家族を愛し、笑い、喧嘩し、人を騙し、幽霊やUFOを信じる。はたして心が生まれこのように進化してきた究極の目的とは? 鬼才ピンカーが謎の極限に踏み込む。
650
ちくまプリマー新書
誰もがあたりまえだと思っている民主主義。それは、本当にいいものなのだろうか? この制度の成立過程を振り返りながら、私たちと政治との関係について考える。若い人のための政治入門。
651
ちくま新書
人当たりがよく、優しい言葉をかけ、魅力的な人柄。でも、息を吐くようにウソをつく…。そんな「サイコパス」とどう付き合えばいいのか? 最先端の犯罪心理学の知見にもとづいてヴェールに包まれた冷血の素顔に迫る。
652
ちくま学芸文庫
労働の発生と組織化、欲望の無制限な発露に対する禁止体系の成立、死をめぐる禁忌…エロティシズムの衝動はそれらを侵犯し至高の生へ行き着く。禁止と侵犯の終りなき相克に人間の本質を見る。
653
ちくま学芸文庫
史料として読み解くことで絵巻、曼荼羅、肖像画、古典絵画の見方が変わる。鬼は「他者」の象徴? 死後の世界のイメージは? 源頼朝像は実は別人? 斬新な手法で日本史を掘り下げた一冊。[解説]三浦篤
654
単行本
人は様々な理由で走ってきた。援軍を求める、勝利を伝える、神に祈りを捧げるため。もっと速くもっと遠くへ―。古今東西、走り続けてきた人類の記録をたどり「走る」ことの意味と魅力に迫る。
655
ちくま学芸文庫
宗教現象の史的展開を膨大な資料を博捜し著された人類の壮大な精神史。遺志にそって共同執筆の巻含む。
656
ちくま文庫
ギャグマンガ史上最高のキャラクター、バカボンのパパが主役のお話を集めたのだ! パパの青春、バカ田大学では何があった? なぜママと結婚できたの? 謎が明かされる。[解説]椹木野衣
657
ちくま学芸文庫
戦後日本を代表する写真家が書いた写真選評やエッセイを精選。対象をありのままに捉える「モチーフとカメラの直結」、そして「絶対非演出」。そのテクニックや思想を余すところなく伝える文庫オリジナル。
658
ちくま文庫
国にも家庭にも会社にも縛られない。あばれろ。心臓がバクバクするような生の躍動感をとりもどせ。大杉栄、伊藤野枝、金子文子らの文章と生き方を紹介。[推薦文]ブレイディみかこ
659
ちくま学芸文庫
人はみな自分の幸福を求めているか?「道徳的に善く生きる」ことを無条件には勧めず道徳的な善悪そのものを哲学の問いとして考究する、これまでにない不道徳な倫理学の教科書。[解説]大澤真幸
660
ちくま新書
国力において圧倒的な中国・日本との関係を深化させる台湾。日中台の複雑な三角関係を波乱の歴史、社会・政治状況から解き明かし、冷戦期の固定観念から脱した新しい「台湾論」を提言。第11回樫山純三賞受賞(一般書部門)。
661
ちくま文庫
アルバイトを辞めた日、古本屋になることを決めた。岡山・倉敷の美観地区、その外れに佇む「蟲文庫」。古本屋の世界と、本がつなぐ人の縁、店の生きものたち…。店主が帳場から見た日常を綴る。[解説]早川義夫
662
ちくま学芸文庫
0世紀の戦争を特徴づける「絶対的な敵」殲滅の思想の端緒を、レーニン・毛沢東らの《パルチザン》戦争という形態のなかに見出した画期的論考。
663
ちくまプリマー新書
子ども兵も戦争も自分と関係のない遠い国の話でしようか? 紛争の原因が日本にいる私たちにもあるとしたら? 世界の平和を目指すとはどういうことか。国際協力現場からの平和論。
664
ちくま学芸文庫
日本仏教の巨星にして曹洞宗の開祖・道元の人と思想を理解するうえで最良の入門書。最も信頼のおける写本である長円寺本をもとに厳密な校訂を施し、詳細な注、わかりやすく正確な訳付の決定版。[解説]増谷文雄
665
ちくま学芸文庫
ファシズム台頭期、フロイトは自身の民族文化の淵源たるユダヤ教に感じてきた居心地の悪さに対峙する。自らが構築してきた精神分析理論を揺るがしかねなかった最晩年の挑戦の書物。
666
ちくま文庫
日本人にとってヨーロッパとは何か――。キリスト教に彩られたヨーロッパ中世の神秘的で混沌とした社会を豊かに鮮やかに描き出した著者が、学問的来歴をたどることによって提示する〈歴史学入門〉。[解説]山内進
667
ちくま新書
「自然との共生」とは何か。18世紀末から始まる欧米の環境思想の系譜を鳥瞰しつつ、その問題点を明らかにするとともに、非西欧社会をも射程に入れた新しい環境学の枠組みを構想する。
0668
ちくま学芸文庫
刊行されるや、すでに哲学の古典と称され、ドイツの哲学界に深刻な衝撃をもたらした20世紀の記念碑的著作。哲学の根本課題、存在の問題を、現存在としての人間の時間性の視界から解明した大著。
669
ちくま学芸文庫
もはや変わらぬ確かなものは何もない。不況と格差、教育問題、地球環境…。根底にある通奏低音を聴きとり生きるための道を模索する。
670
単行本
この世の終わりには何が起こるのか─。ユダヤ教の中から生まれた終末思想はいかにしてイエスに継承されたのか。聖書正典のほか外典偽典等の史料を渉猟し現代思想との対話も試みる渾身の書き下ろし。
671
単行本
この星には、見たこともない驚きが、まだこんなにある。かつてない美しさで描き出す地球と生き物たちの現在。決定的瞬間を捉えた圧巻のオリジナル・ドキュメンタリー書籍版。
672
ちくま文庫
何をやっても翻訳的思考から逃れられない。言葉が気になり妙な連想にはまる。翻訳というフィルターを通して見える世界はこんなにも奇妙で楽しいのか! 修業時代から今に至るまでを赤裸々に語ったエッセイ集。[解説]穂村弘
673
ちくま文庫
新しくなきゃおいしくない!ティラミス、クレープ、B級ご当地グルメ…はやりすたりを繰り返す食べ物から日本社会の一断面を切り取った痛快文化史。年表付。[解説]平松洋子
674
ちくま文庫
彼女はどうしようもない性悪だった。すぐ疲れたと言っては休み、単純労働をバカにし、男性社員に媚を売る。おまえは人を、弄ぶんだな? 大型複合コピー機とミノベとの仁義なき戦い! [解説]千野帽子
675
ちくま新書
持参食糧は米と調味料だけ。岩魚を釣り、焚き火で調理し、月の下で眠る。異能の登山家は死を隣りに感じる極限状況で何を考えるのか?生きることを命がけで問う山岳ノンフィクション。
676
ちくま文庫
屋上で会ったひとにはまた会えそうな気がする―。屋上があるととりあえずのぼってみたくなる。百貨店、病院、古書店、母校……広々とした視界の中で湧き出る小さな想いを紡ぎだす不思議な味のエッセイ集。[解説]大竹聡
677
ちくま文庫
廃線跡から夢の「富士山鉄道」まで! 名編集者であり、鉄道ファンとしても知られる著者の鉄道紀行集。全著作の中から、世代を超えて読み継がれ愛される作品24篇を厳選。
678
ちくま学芸文庫
旧約聖書の「ノアの方舟」へと継承された「洪水伝説」の他、「イナンナの冥界下り」「ウルの滅亡哀歌」など世界最古の神話・文学16編収録。他では読むことのできない重要な原典に豊富な訳注・解説付き。
679
ちくま文庫
ホームズ、007、マーロウ――探偵小説を愛読して半世紀、その楽しみを文芸批評とゴシップを駆使して自在に語る、文庫オリジナル。ポー、エーコ、大岡昇平…あっと驚く斬新華麗な名篇揃い。[解説]三浦雅士
680
ちくま学芸文庫
フッサール『論理学研究』の綿密な読解を通して、「脱構築」「痕跡」「差延」「代補」「エクリチュール」など、デリダ思想の中心的「操作子」を生み出す。「最も愛着を覚えている試論だ」と言う代表作。
681
ちくま文庫
ビートルズの天才詩人が1964年に書いた“In His Own Write”の翻訳版。詩とミニストーリーと絵。言葉遊び、毒のある笑いに満ちたファンタジー! 原文付。[序文]P・マッカートニー
682
ちくま文庫
読売アンデパンダン展。それは無審査の展覧会で、絵の具とガラクタと青年たちの肉体と頭脳とが灼熱した坩堝だった。芸術とは何か? 作品とは? 芸術家たちのエネルギーが爆発した様子を生々しく描く。[解説]藤森照信
683
シリーズ・全集
美しく、自由に生きるためにーー。孤児院育ちから世界的デザイナーに上りつめた少女の恋と闘争の軌跡。[巻末エッセイ]川上未映子「そこから何を学ぶかを」
684
ちくま学芸文庫
八岐大蛇、猿神の邪神退治譚や築堤・築城の際の人柱伝説など…人身供犠は、史実として日本に存在したのか。民俗学草創期に先駆的業績を残した著者の、表題作他13篇を収録した比較神話・伝説論集。[解説]山田仁史
685
ちくま新書
情報があふれかえる時代、それを消費するだけではタダの情報グルメや情報ディレッタント。価値ある情報を生産し、発信する側にまわる方が面白い。問いの立て方からアウトプットまで新たな知を生み出す技法を公開。
686
筑摩選書
家康が「江戸入り」後の百年間は謎に包歴史にifは禁物だと言う。だがそうか?ある時代を生きた人々の実現しなかった願望、失敗に終わった計画など「ありえたかもしれない未来」の把握を可能にする。その可能性を指し示す。
687
単行本
東京の都市空間を深層から探り明快に解読した都市学の定番本。基層の地形が甦り、水都のコスモロジー、江戸の記憶が呼びおこされ、都市造形の有機的な体系が浮かびあがる。サントリー学芸賞受賞。[解説]川本三郎
688
ちくま学芸文庫
家康が「江戸入り」後の百年間は謎に包まれている。江戸の原型とは? 海岸部へ進出し、継続的な埋め立てと土木事業をつみ重ね、河川や自然地形をたくみに生かした都市の草創期を復原する。[解説]野口武彦
689
ちくま文庫
よどんだ水に浮ぶ舟べりから少年は何を見たのか?幼い眼で捉えた人の世の儚さを描く太宰賞「泥の河」、芥川賞「螢川」、そして「道頓堀川」。川を背景に独自の抒情を創出した宮本文学の原点をなす三部作。
690
ちくまプリマー新書
自分が今どこに暮らしているのか「自然の住所」で表せますか?近所の川の源流から河口まで水の流れを追って「流域地図」を作れば大地の連なりから都市と自然の共存まで見えてくる。
691
ちくま新書
2002年、同和対策事業終了。それは部落差別がなくなったことを意味するわけではない。もはや差別だけではこの問題は語りきれない。歴史、メディア、地域などの観点から、様々な捻じれが発生する共同体の未来を探る。
692
単行本
もう国語の授業から離れてしまった人のために、つまり子どもたちのためではなく大人たちのために、国語の授業をしよう。エッセイと対談を収録し、さらに磨き上げた増補版。言葉の力をあなたの味方に変える実践の書。
693
ちくま文庫
青春期の輝きだけが照らし出すことのできる真実の世界。光速でこの世を駆けぬけた天才詩人ランボーのほぼ全作品と主要な手紙を世界的ランボー学者の美しい訳で。読みの地平を開く明快な注付。
694
ちくま文庫
群れなす妖精もいれば一人暮らしの妖精も。アイルランドで何世紀にもわたって語りつがれ、人々の心に息づいている祖先ケルト民族の様々な民間伝承や昔話の中から、妖精譚のみを収めた古典的名著。
695
ちくま学芸文庫
天皇の即位儀礼である大嘗祭は秘儀であるがゆえ多くの謎が存在し、様々な解釈がなされてきた。歴史的資料を博捜して大嘗祭を構成する儀礼である斎田点定、大嘗宮の造営、大嘗宮の儀、廻立殿の儀等を詳述、その深奥に迫る。
696
ちくま学芸文庫
よみがえる宮廷風俗。服飾、食事、住宅、娯楽など、平安朝の人びとの行事や日常を『源氏物語』や『枕草子』をはじめ、さまざまな古記録をもとに明らかにした、平安時代の女性生活百科の名著。[解説]高田祐彦
697
ちくま新書
「御府」と呼ばれた五つの施設は「皇居の靖国」といえる。しかし、戦後その存在は封印されてしまった。皇居に残された最後の禁忌を描き出す、歴史ルポルタージュ。
698
単行本
街の雑踏のなかで、どこか遠方の地を想うーー。ごくありふれた人々も、日々のなかで見えない光を放ちつづけるひそやかな謎を、心の奥底に秘めている。大都市東京を舞台に描かれた、死と孤独と再生をめぐる七つの短篇小説。
699
ちくま文庫
12歳で自ら命を断った少年は死の直前まで詩を書き綴っていた。青春一歩前で死を選ばせたものは何か。「ひとり/ただ/くずれさるのをまつだけ…」謎はとけない。両親と読者の往復書簡を併収。[解説]高史明
700
ちくま文庫
古典、小説、ミステリー、ノンフィクション、句集、学術書…ジャンルや硬軟に違いはあっても文字ある限り何ものにも妨げられず貪欲に読み込み、現出する博覧強記・変幻自在の小宇宙。[解説]刈谷政則