つげ義春コレクション

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つげ義春全集内容見本より

この全集は全作品を収録したものではなく、初期の貸本時代の作の大半は除いてある。全作をまとめるのは量的に難しいだけでなく、稚拙で未熟な過去を晒すのは気がすすまぬからである。が、旧作は目にする機会が少いとのことで一部をここに収めたが、粗末な作であるのは生活苦による乱作のためばかりではなく、マンガ全般のレベルが低かった時代でもあり、その点を酌量して戴ければ幸いである。後期の作に関しては弁解するところはない。

つげ義春 (1993年10月 つげ義春全集[全8巻・別巻1]内容見本より)

「つげ義春コレクション」内容紹介

つげ義春が最後に作品を発表してから、まる20年が経つ。
 いったい次はいつ、どんな新作が読めるのか?それは勝手に妄想して楽しむことなのかもしれない… そしてその妄想のお供には、ちくま文庫
「つげ義春コレクション全9冊」を。
 小社刊「つげ義春全集全8巻・別巻1」の刊行からも15年が経過し、
入手困難な巻も出始め読者のみなさんにご迷惑をおかけしていました。
今回、この全集を文庫版コレクションと銘打ち毎月刊行していきます。
夢と日常の亀裂を描く「つげワールド」にようこそ。

全9点完結

第1回

「ねじ式/夜が掴む」

第2回

「大場電気鍍金工業所/やもり」

第3回

「李さん一家/海辺の叙景」

第4回

「近所の景色/無能の人」

第5回

「紅い花/やなぎ屋主人」

第6回

「苦節十年記/旅籠の思い出」

第7回

「四つの犯罪/七つの墓場」

第8回

「腹話術師/ねずみ」

第9回

「鬼面石/一刀両断」

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『鬼面石/一刀両断』

『鬼面石/一刀両断』

つげ義春による時代劇マンガの傑作群を集大成。忍者、浪人など、理不尽な身分制に負けずに生きようとする人々の姿を描き出す。
解説・山崎哲
定価:本体950円+税 448頁
JANコード 9784480425492

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