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筑摩選書

武道的思考

“武道の極意は 他者との共生にあり”

武道は学ぶ人を深い困惑のうちに叩きこむ。あらゆる術は「謎」をはらむがゆえに生産的なのである。今こそわれわれが武道に参照すべき「よく生きる」ためのヒント。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01507-5

Cコード

0375

整理番号

1

2010/10/13

判型

四六判

ページ数

320

解説

内容紹介

「いのちがけ」の事態を想定し、高度な殺傷術として洗練されてきた日本の武道。幕末以来、武道はさまざまな歴史的淘汰にさらされ、それに耐え、そのつど「変身」を遂げつつ生き延びてきた。本来の意味は失われても、「心身の感知能力を高め、潜在可能性を開花させるための技法の体系」である武道には、今こそ見るべき叡智が満ちている。達見の武道論。

目次

第1章 武道とは何か?
第2章 武道家的心得
第3章 武道の心・技・体
第4章 武士のエートス
第5章 二十一世紀的海国兵談
あとがき 「武道的」ということ

著作者プロフィール

内田樹

( うちだ・たつる )

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授を経て同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会を主宰する武道家。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。著書に『先生はえらい』『武道的思考』、共著に『大人は愉しい』他多数。

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