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筑摩選書

生きているとはどういうことか

したたかで、はかなくて、 案外いい加減。 池田センセイの生物学講義

生物はしたたかで、案外いい加減。物理時間に載らない「生きもののルール」とは何か。発生、進化、免疫、性、老化と死といった生命現象から、生物の本質に迫る。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01589-1

Cコード

0345

整理番号

81

2013/12/12

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

あるものが生物か無生物か、私たちは直感的にわかる。ところが「生物とは何か」を定義しようとすると、きわめて難しいことに気づく。生物には、物理化学法則とは別の「生きもののルール」があるからだ。それはどういうものか。本書は、生物の起源、発生、進化、免疫、性、老化と死といった生命現象から、「生物とは何か」を解く試みである。生きものとは、ものすごくしたたかで案外いい加減である。それがわかるとき、きっと世界が違って見える(はずだ)。

目次

第1章 生きものというシステム
第2章 生命のふるまい
第3章 生命はいつ誕生したのか
第4章 多様化する生命
第5章 進化に目的はない
第6章 作動しつつ変容する免疫システム
第7章 性の様式はさまざま
第8章 老・病・死という運命
第9章 生きているとはどういうことか

著作者プロフィール

池田清彦

( いけだ・きよひこ )

池田清彦(いけだ・きよひこ):1947年東京生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学、山梨大学名誉教授。専門の生物学分野のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野で100冊以上の著書を持ち(『構造主義科学論の冒険』 講談社学術文庫ほか)、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」等、各メディアでも活躍。

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